上野動物園「シャンシャン」2月返還…観覧は1/6申込開始

恩賜上野動物園は2022年12月23日、ジャイアントパンダ「シャンシャン」の中国への返還日を2023年2月21日に決定したことを公表した。返還前のシャンシャンの抽選による観覧を1月21日から行う。観覧申込は1月6日午後1時から開始する。

　2017年6月12日に誕生したジャイアントパンダ「シャンシャン」は、中国野生動物保護協会との協定において、中国側に所有権がある。2023年2月中旬から3月上旬までに返還することとしており、返還日を2月21日に決定した。

　返還までの期間のシャンシャンの観覧については、抽選制を導入する。観覧は、事前にインターネット上で申し込み、抽選で当選した人のみとなる。安全で円滑な観覧を行い、そしてシャンシャンを無事送り出すために、協力をお願いしている。なお、抽選による観覧はシャンシャンのみで、リーリー、シンシン、シャオシャオ、レイレイの観覧については、抽選申込は不要。

　抽選による観覧日は1月21日～2月19日。閲覧時間は午前9時30分～午後4時30分（休園日のぞく）。観覧場所は、同動物園東園・ジャイアントパンダ舎（屋内展示場）。1月21日から、中国への輸送のための動物検疫に入るため、終日屋内での展示となる。

　観覧申込は1月6日午後1時から、「ジャイアントパンダ　シャンシャン観覧抽選サイト」で会員登録を行い、観覧希望日時を選択して申し込む。申込みができるのは、各日1つの抽選申込枠のみ。複数の日に申込みは可能。1回の最大申込人数は2人。当選人数は各日最大2,600人（中学生以下の同行者をのぞく）。なお、抽選受付期間と抽選結果の発表は、観覧日によって異なる。

　シャンシャンの観覧には、当選を示すQRコード以外に別途、当日の入園券が必要。年間パスポートやオンラインチケットを購入した人以外は入園券が必要。

　また、オンライン講演会「シャンシャンの歩みとパンダの未来」を1月28日午後1時30分から行う。参加費は無料で、3月31日まで配信予定。内容は中学生以上を対象としており、「東京ズーネットYouTubeチャンネル」で配信する。さらに、園内とオンラインでシャンシャンへのメッセージを募集。園内で集めたメッセージは東園モノレール駅舎に設置するボードに掲出。Webサイトの投稿フォームにて集めたメッセージは、中国野生動物保護協会とシャンシャンが移動する中国ジャイアントパンダ保護研究センターにデータで届ける。日程は2月4日～2月19日、東園モノレール駅舎。定員は各日300人。オンライン募集は1月11日～2月20日、「投稿フォーム」から行う。その他、園内ではシャンシャンに関するイベントを各種企画している。

◆ジャイアントパンダ「シャンシャン」観覧抽選
観覧日：2023年1月21日（土）～2月19日（日）9:30～16:30（休園日のぞく）
当選人数：各日最大2,600人
申込方法：「ジャイアントパンダ シャンシャン観覧抽選サイト」で会員登録し、希望日時に申し込む