レッドブルの2024年型モノコックがクラッシュテストに不合格か。構造を強化して再テストへ

2024年1月4日(木)13時54分 AUTOSPORT web

 レッドブルの2024年シーズンに向けた準備は、冬季シャットダウン期間直前に挫折したと噂されている。チームに近い情報筋は、2024年型マシンの『RB20』の最初のモノコックが義務付けられているクラッシュテストに不合格となったとGrandPrix.comに語った。


 レッドブルは、英国に本拠を置く他のチームと同様にイギリスのクランフィールド・インパクト・センターでマシンの前面衝突テストを実施している。クランフィールドは、FIA国際自動車連盟が承認したふたつのF1衝突試験施設のうちのひとつで、主にレッドブル、メルセデス、マクラーレン、アストンマーティン、アルピーヌ、ウイリアムズ、ハースがテストを実施している場所だ。


 語られた情報によると、チームは衝突テストに合格して必要な認証を取得するために、今後少なくとも1層のカーボンファイバーを追加して前面構造を強化した2台目のシャシーを、再び施設に持ち込む必要があるという。


 語られた内容が事実ならば、他のF1チームと同様にミルトンキーンズ工場は2023年12月24日から2024年1月2日まで冬季シャットダウン期間として閉鎖されていたため、これからモノコックにさらなる修正を施すことは開発プログラム全体が予定より少し遅れることを意味する。


 レッドブルがクラッシュテストに失敗するのはこれがはじめてではないが、ふたつ目のモノコックがクランフィールドでのクラッシュテストに合格することで、7ポストテストリグを使用した静荷重テストを完了することができるからだ。


 2023年シーズンを支配したRB19だが、2024年シーズンに向けてはマシン重量を減らすという探求において少し行き過ぎてしまったようで、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイと彼のチームは、補強を加えたふたつ目のモノコックでクラッシュテストに合格したのち、少しのダイエットを施す必要があるようだ。

エイドリアン・ニューウェイ(レッドブルF1チーフテクニカルオフィサー)

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