市立船橋が名古屋の“風”を止める! 清水内定の“エース”FW郡司璃来が決勝点…青森山田との準決勝へ

2024年1月4日(木)13時44分 サッカーキング

ベスト4に進出した市立船橋 [写真]=金田慎平

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 第102回全国高校サッカー選手権・準々決勝が4日に行われ、名古屋(愛知)と市立船橋(千葉)が激突した。

 初出場・名古屋の“風”が、3回戦で前回王者をも巻き込んだ。ここまでの3試合を5得点2失点で勝ち上がってきたスタイルは堅守速攻。GK小林航大と、2CBの足立遼馬と井上款斗を中心とした守備陣が奮闘し、1回戦でU−17日本代表FW高岡伶颯を擁する日章学園を、2回戦で北海を、そして3回戦では岡山学芸館を退けた。対する市立船橋は、ここまでの3試合で9得点3失点と攻撃陣が爆発。なかでも、4得点を記録しているFW郡司璃来は、清水エスパルスに加入が内定している今大会屈指の注目選手だ。

 試合序盤は球際での激しい攻防が続いたが、徐々にボールを握り始めたのは市立船橋だった。MF太田隼剛とMF白土典汰がボールに触り、中盤でリズムを作る。すると20分、その太田の展開から先制点が生まれた。左サイド駆け上がってきたDF内川遼にボールが渡ると、ゴール前にグランダーのクロスを供給。一度は名古屋守備陣が体を張って弾き返すも、こぼれ球をFW久保原心優が押し込んだ。

 一方の名古屋は、速攻やロングスローから相手ゴール前に迫る。そのなかで、前半アディショナルタイムに伝家の“ムーンショット”が炸裂。敵陣右サイドでスローインのチャンスを得たDF月岡陸斗のロングスローが、ペナルティエリア内に投げ込まれると、最後は市立船橋の選手に当たる形でゴールネットを揺らした。

 1−1で前半を折り返した試合は、後半早々に市立船橋が再びリードを奪う形で動いた。42分に右サイドからクロスが上がると、ファーサイドに位置していた郡司が追加点。その後は反撃のチャンスを伺う名古屋と、前がかりになった隙をつきたい市立船橋による“睨み合い”のような展開となったが、時計の針が進むにつれ、名古屋が攻勢を強める。

 後半アディショナルタイム直前には、またしてもロングスローのチャンスを得た名古屋だが、最後まで凌ぎ切った市立船橋が2−1で勝利。12大会ぶりの準決勝進出となり、6日に青森山田(青森)と対戦することが決まった。

【スコア】
名古屋 1−2 市立船橋
【得点者】
0−1 20分 久保原心優(市立船橋)
1−1 40分+3分 オウンゴール(名古屋)
1−2 42分 郡司璃来(市立船橋)

サッカーキング

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