4年に1度の“真剣勝負”アジアカップ開幕! 押さえておきたい5つの基礎情報

2019年1月5日(土)19時30分 サッカーキング

UAEで通算17回目のアジア杯が開催される [写真]=Getty Images

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 1月5日(土)、日本時間25時(6日 1時)に『AFCアジアカップUAE2019』が開幕する。4年に1度の“真剣勝負”を前に押さえておきたい5つの基礎情報を紹介する。

AFCアジアカップとは?

 アジアサッカー連盟(AFC)が主催するナショナルチームによる大陸選手権大会。1956年に香港で第1回大会が開催され、今大会で通算17回目となる。日本代表は9大会連続9回目の出場。1992年の日本大会、2000年のレバノン大会、2004年の中国大会、2011年のカタール大会と最多4度の優勝を誇る。

今大会の開催国は?

 今大会の舞台はアラブ首長国連邦(UAE)。2019年大会に向けてはUAE、イラン、サウジアラビア、タイの4カ国が立候補していたが、2015年にバーレーンで行われたAFCの理事会で投票により1996年大会以来2度目のUAE開催が決定した。今大会はアブダビ、ドバイ、アル・アイン、シャールジャの4都市8会場で全51試合が行われる。

今大会の出場国は?

 今大会にはFIFAとAFCの双方に加盟している45の国と地域が予選に参加。2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア予選の結果を共有する方式が採用された。また今大会から出場国が「16」から「24」に拡大されている。

 日本代表はシリア代表、シンガポール代表、アフガニスタン代表、カンボジア代表と同組のグループEに入り、7勝1分け無敗・27得点無失点で首位通過。本大会出場権、並びにアジア最終予選進出を決めた。

 昨年5月4日に組み合わせ抽選会が行われ、4カ国が6つのグループに振り分けられた。日本代表はグループFに入り、トルクメニスタン代表、オマーン代表、ウズベキスタン代表の順で対戦する。勝利は3ポイント、引き分けは1ポイント、敗戦は0ポイントとなり、3試合を終えた時点で勝ち点上位の2カ国がノックアウト方式の決勝トーナメントに進出。また3位の成績上位4カ国も決勝トーナメント進出となる。組み合わせは以下の通り。

グループA
アラブ首長国連邦(5大会連続10回目/FIFAランク79位)
タイ(3大会ぶり7回目/FIFAランク118位)
インド(2大会ぶり4回目/FIFAランク97位)
バーレーン(5大会連続6回目/FIFAランク113位)

グループB
オーストラリア(4大会連続4回目/FIFAランク41位)
シリア(2大会ぶり6回目/FIFAランク74位)
パレスチナ(2大会連続2回目/FIFAランク99位)
ヨルダン(3大会連続4回目/FIFAランク109位)

グループC
韓国(7大会連続14回目/FIFAランク53位)
中国(12大会連続12回目/FIFAランク76位)
キルギス(初出場/FIFAランク91位)
フィリピン(初出場/FIFAランク116位)

グループD
イラン(14大会連続14回目/FIFAランク29位)
イラク(6大会連続8回目/FIFAランク88位)
ベトナム(3大会ぶり2回目/FIFAランク100位)
イエメン(初出場/FIFAランク135位)

グループE
サウジアラビア(10大会連続10回目/FIFAランク69位)
カタール(6大会連続10回目/FIFAランク93位)
レバノン(5大会ぶり2回目/FIFAランク81位)
北朝鮮(3大会連続5回目/FIFAランク109位)

グループF
日本(9大会連続9回目/FIFAランク50位)
ウズベキスタン(7大会連続7回目/FIFAランク95位)
オマーン(2大会連続4回目/FIFAランク82位)
トルクメニスタン(4大会ぶり2回目/FIFAランク127位)

前回大会からのルール変更は?

①出場国が拡大…本大会の出場枠が24カ国に拡大し、グループ3位でも突破の可能性がある。試合数は「32」から「51」に増加した。なお、1972年のタイ大会以降導入されている決勝トーナメントで初めて3位決定戦が行われない。

②VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入…今大会では準々決勝からVARが導入される。VARとは誤審を防ぐため判定にビデオを用いるもので、野球やテニスのようなリクエスト制度はない。主審がビデオ判定を要求した場合、別室の審判員が映像で対象のシーンを確認し、主審へ報告。最終ジャッジはすべて主審が行う。

③延長戦で4人目の選手交代が可能…通常の交代枠は3人までだが、延長戦に突入した場合のみ1枠増える。なお、グループステージは延長戦がないため、決勝トーナメントからの導入となる。

日本代表の現状は?

 昨年7月、FIFAワールドカップ ロシアで日本代表のコーチを務め、東京五輪世代も率いる森保一監督が新指揮官に就任。中島翔哉南野拓実、堂安律ら欧州で活躍する若手に加え、新主将に任命された吉田麻也長友佑都ら経験豊富なベテランが“融合”した。

 森保体制では5試合を戦い、4勝1分けといまだ無敗。10月にはFIFAランキング5位の強豪・ウルグアイ代表に対し、4−3とド派手な打ち合いを制した。昨年12月26日からアジアカップに向けた合宿をスタートさせ、年明けに現地入り。大会開幕当日の5日には守田英正(川崎フロンターレ)と中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の負傷離脱が発表され、塩谷司(アル・アイン/UAE)と乾貴士(ベティス/スペイン)が追加招集されている。

▼GK
1 東口順昭(ガンバ大阪)
12 権田修一(サガン鳥栖)
23 シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)

▼DF
2 三浦弦太(ガンバ大阪)
3 室屋成(FC東京)
4 佐々木翔(サンフレッチェ広島)
5 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
16 冨安健洋(シント・トロイデン/ベルギー)
18 塩谷司(アル・アイン/UAE)
19 酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
20 槙野智章(浦和レッズ)
22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

▼MF
6 遠藤航(シント・トロイデン/ベルギー)
7 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
8 原口元気(ハノーファー/ドイツ)
9 南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
10 乾貴士(ベティス/スペイン)
14 伊東純也(柏レイソル)
17 青山敏弘(サンフレッチェ広島)
21 堂安律(フローニンゲン/オランダ)

▼FW
11 北川航也(清水エスパルス)
13 武藤嘉紀(ニューカッスル/イングランド)
15 大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)

サッカーキング

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