レッドブル・ホンダF1のアルボン「フェルスタッペンがチームメイトというのはドライバーにとって最高の環境」

2020年1月6日(月)8時46分 AUTOSPORT web

 レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、現役F1ドライバーで最速ともいわれるマックス・フェルスタッペンと同じチームで走れる現状は、学習し、自身を評価する上で最高の環境であると語っている。


 アルボンが2019年シーズン前半にトロロッソで優れたパフォーマンスを発揮したことで、レッドブルは彼をレッドブルに昇格させ、当時のレッドブルのドライバーであったピエール・ガスリーを逆にトロロッソに降格させることにした。


 ルーキーのアルボンは、経験が少ないことから、フェルスタッペンの域に達するのに苦戦するだろうと、多くの人々が懸念を持っていた。しかしアルボンは優れた仕事をし、2019年後半は1戦を除くすべてのレースでポイントを獲得した。


 フェルスタッペンに対抗するのは、どのドライバーにとっても厳しい試練となるが、アルボンは今もF1について学んでいる段階にあり、この挑戦は自身にとって有益になると考えて受け入れている。

2019年F1アブダビテストでのアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

「彼が速いことは誰でも知っているし、彼が何者かということも知っていると思う。でも僕にとっては何の違いもないよ」とアルボンは語った。


「彼がどれだけ速いかは分かっている。そしてそのことは僕にとっても良いことなんだ。学習して自分の準備を整える環境として、グリッド上で最速の、もしくはほぼ最速のドライバーを相手にすること以上のものがあるだろうか」


「学ぶプロセスを加速させるのに良い方法だと思っている。それはポジティブで良いことだよ。目標は、追いかけて差を縮めることだ」


「それを成し遂げたいと思っている。彼には定評があるから、僕にとっては良い環境だ。僕自身をアピールし、実力を証明する方法だと思っているからね」


 フェルスタッペンは22歳にしてすでに8勝を挙げ、実力を認められている。才能あるフェルスタッペンを揺るがすのは簡単ではないが、知識と経験を蓄えつつあるアルボンは、「不可能なことは何もない」と主張している。


「『ああ神様、家に帰りたい』などと思ったことは一度もないよ」とアルボンは語った。


「もちろん彼はとても速い。でも不可能なことは何もない」


「彼はマシンに満足している。多くの年月をこのチームで過ごしていて、常に力を引き出す方法を熟知している。僕はまだ学習を積んでいる段階だ」


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