2022年は「物事をまとめあげる年」とハースF1のマゼピン。中団で争う準備は“100%できている”と語る

2022年1月6日(木)20時2分 AUTOSPORT web

 ハースのニキータ・マゼピンは、2022年に自身のパフォーマンスを次のレベルに引き上げ、チャンスが与えられたらF1の中団グループでレースをする準備ができていると述べている。


 同じくルーキーのミック・シューマッハーをチームメイトに持ったマゼピンは、ルーキーシーズンにおいてF1の要領を学んだものの、隊列の最後尾につくことが多かった。


 ふたりは競争力の低いハースのマシンに制約を受けていたが、マゼピンはシーズンを通じて一貫してチームメイトに後れをとっていた。しかしながら22歳のマゼピンは、全体的にデビューシーズンに満足していた。そして今年は学んだことを活かしていくと明言しており、より競争力があって“予測可能な”マシンを走らせることを望んでいる。


 2022年シーズンにF1の中団で戦う準備ができているかと尋ねられたマゼピンは、「僕は100%準備ができていると感じている」と答えた。


「2021年には自分より速いマシンと何度かいいバトルができたし、感触もよかった。僕にとって、主に他のドライバーと戦っている時は、自分のフロントウイングとリヤウイングが正確にどこにあるのか分かっている必要がある。彼らの隣にどう自分のマシンを置くかを正確に知るためにね」


「自分にはその自信があると感じている。バーレーンでの初レースはとても恐ろしかったことを覚えている。マシンはとても長く幅が広かったからだ。でも今は僕はいい立場にいる。よりバランスが取れて予測ができるマシンがあればより簡単になるし、より楽しめるだろう」

2021年F1第15戦ロシアGP ニキータ・マゼピン(ハース)


 マゼピンは2021年は時折達成感を感じることがあったが、最後尾でのフィニッシュがその気持ちを減じる要因になったと認めた。


「僕にとっては結局のところ、レーストラックに対して自分の目的を貫くことが重要だ。レースをして、実際に結果に影響を与えられると感じることがね」


「でも(2021年には)調子のいい週末にチームメイトより前でフィニッシュできても、19位だったりした。それで満足して家に帰るのは少々難しいことだ」


 他の若いF1ドライバーと同様に、マゼピンも発展途上にある。またマゼピンは、F1における自身の個人的な成長を、象を“一口ずつ食べる”ことにたとえた。


「僕にとって、F1はとてもよく似ているようだ」とマゼピンは語った。「シーズン全体はポジティブだったと思う。自信と理解の点で、スタートの時点から比べれば大きな前進を果たした」


「1年の序盤にはとてもいいレースをした。その後は難しいレースがあり、調子のいいレースもあり、そしてまた難しいレースがあった」


「だからF1での人生は誰にとっても一貫性があるわけではないんだ。でも僕たちはどこへ進んで行っているか常に分かっていたし、2022年は物事をまとめ上げる年だよ。そして僕は正確にそうするためにいい場所にいると思っている」

2021年F1第20戦カタールGP ニキータ・マゼピン&ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第15戦ロシアGP ニキータ・マゼピン(ハース)&小松礼雄エンジニアリングディレクター

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