ピルロが幻になったバルサ移籍を告白「イブラと交換移籍するはずだった」

2018年1月8日(月)10時29分 サッカーキング

ミラン時代のアンドレア・ピルロ [写真]=Getty Images

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 昨年11月に現役引退を発表した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロが、6日に出演したイタリアメディア『スカイスポーツ』の番組内で、ミラン時代に実現しなかったバルセロナへの移籍について語った。

 過去のインタビューの中で、2010−11シーズン開幕前にレアル・マドリードから移籍オファーが届いたが、所属していたミランとの契約が壁となったことを明かしているピルロ。今回はレアル・マドリードと同時期に自身の獲得に動いていたバルセロナとの移籍に関する裏話を次のように明かした。

「(当時バルセロナに所属していた)ズラタン・イブラヒモヴィッチ獲得に向けた交渉のなかで、(バルサの希望で)自分がトレード選手になるはずだった。しかし、ミランは最終的に単独移籍でイブラを獲得することに成功したんだ。ミランで満足していたけれど、(バルサに移籍していたら)確実に素晴らしい経験となっただろうね」

 ミランとの蜜月はサッカー界屈指の天才レジスタがピッチを去るその日まで続くもの。そう誰もが想像していた。しかし、同クラブはこのシーズン終了後に同選手との契約延長を行わなかった。皮肉なことにビッグオファーが続いたこのシーズンが、ピルロにとって10年間すべてを注いできたロッソネーリ(ミラン)でのラストシーズンとなったのだ。

 ミラン退団発表からわずか数日後、ピルロは活躍の場を求めてライバルであるユヴェントスへ移籍。現在チェルシーで指揮を執るアントニオ・コンテ監督の下、入団1年目の2011−12シーズンにセリエA無敗優勝を達成して続く2シーズンを連覇した。

 ユヴェントスでの2014−15シーズンにはミラン退団時の指揮官、マッシミリアーノ・アレッグリ監督が就任。するとピルロは、リーグ4連覇に加え12年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たすなど、素晴らしい功績を残して母国イタリアでのキャリアに幕を閉じた。

 一方、ピルロ放出後のミランは、直後のシーズンを2位で終了。翌2012−13シーズンの3位を最後に、近年は上位争いから遠ざかっている。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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