PSG、6部所属クラブに9発大勝！　エンバペのハットトリックなどでフランス杯ラウンド32進出

　クープ・ドゥ・フランス（フランス杯）のラウンド64が7日に行われ、レベルとパリ・サンジェルマン（PSG）が対戦した。

　折り返しを迎えたリーグ・アンでは、12勝1敗4分の成績で首位を走るPSG。現在は9試合無敗と好調を維持する同クラブが、3大会ぶりのクープ・ドゥ・フランス制覇に向け登場し、ラウンド32進出を目指して6部に所属するレベルとの一戦に臨んだ。

　試合は、序盤からPSGがボールを支配すると、16分にスコアが動く。最終ラインからボールを繋ぐと、センターバックを務めるダニーロ・ペレイラがドリブルで中央を突破。ボックス手前のカルロス・ソレールを経由してキリアン・エムバペにパスが渡ると、GKの位置を確認しながら左足で冷静に流し込み、PSGが先制に成功した。

　相手のオウンゴールで1点を追加して迎えた43分には、PSGがGKから細かいパスを繋いでボールを前進。中盤でパスを受けたソレールが、相手の背後に空いたスペースへと走り込むマルコ・アセンシオに向け、スルーパスを供給する。そのままGKとの1vs1を確実に決めてPSGがリードを3点に広げた。

　直後の45分にも、ソレールの巧みなループパスにアセンシオが反応。左足のヒールを使い、浮き球をダイレクトでエムバペに繋ぐと、勢いよく頭でネットを揺らして4点目をゲット。圧巻のスーパーゴールで、フランスの“絶対王者”が格の違いを見せつける。

　後半に入ってもPSGの勢いは止まらない。開始早々の48分に華麗なパスワークでレベルを翻弄し、エンバペがゴンサロ・ラモスとのワンツーでバイタルエリアに侵入。ボックス内でパスを受けたアセンシオがGKと1vs1の局面を迎えるが、落ち着いてエンバペへのパスを選択すると、左足でゴールに流し入れてハットトリックを達成した。

　その後も、幾度となくレベルを攻め続けたPSGが、ゴンサロ・ラモスのPKなど4点を追加。結局、試合は9−0で終了し、勝利したPSGがラウンド32進出を決めている。

【スコア】
レベル　0−9　パリ・サンジェルマン

【得点者】
0−1　16分　キリアン・エムバペ（パリ・サンジェルマン）
0−2　38分　オウンゴール（パリ・サンジェルマン）
0−3　43分　マルコ・アセンシオ（パリ・サンジェルマン）
0−4　45分　キリアン・エムバペ（パリ・サンジェルマン）
0−5　48分　キリアン・エムバペ（パリ・サンジェルマン）
0−6　71分　ゴンサロ・ラモス（PK／パリ・サンジェルマン）
0−7　76分　ランダル・コロ・ムアニ（パリ・サンジェルマン）
0−8　87分　シェール・エンドゥール（パリ・サンジェルマン）
0−9　90分　ランダル・コロ・ムアニ（パリ・サンジェルマン）