PSGをCL4強へ導いたL・エンリケ監督…ヴィティーニャ「この勝利の多くは彼のおかげ」

2024年4月17日(水)9時58分 サッカーキング

勝利の喜びと背景に言及したヴィティーニャ [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが16日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス)はバルセロナ(スペイン)を2戦合計6−4で下した。試合後、PSGに所属しているポルトガル代表MFヴィティーニャが、フランスメディア『キャナル・プリュス』を通して喜びの声を発した。

 ファーストレグを2−3で落としたPSGは、セカンドレグでも序盤の12分に左サイドを破られ、ブラジル代表FWハフィーニャに先制ゴールを許す。この得点により、一時はリードが2点まで広がったが、29分にウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが退場処分となったことを機に一気に攻勢を強める。40分、ヴィティーニャからのパスを起点にフランス代表FWウスマン・デンベレが1点を返すと、後半序盤の54分には右コーナーキックからボールを繋ぎ、ヴィティーニャが右足でミドルシュートを突き刺す。2戦合計スコアで同点に追い付くと、61分にはフランス代表FWキリアン・エンバペがPKを叩き込み、遂に試合をひっくり返した。89分には前がかりとなったバルセロナ相手にカウンターが炸裂し、エンバペがトドメの4点目。試合はこのままタイムアップを迎え、PSGは決勝進出を果たした2019−20シーズン以来となる準決勝進出を果たした。

 試合後、ヴィティーニャは「信じられないよ。言葉にするのは難しい」と喜びの声を露わにした。「この1週間、このような結末となることをずっと夢見ていた。得点を挙げ、チームの力になり、準決勝に進むことをね」と語り、以下のような言葉でチームへの称賛、そしてファン・サポーターへの感謝を続けている。

「CLの準決勝に進出したのだから、もっと誇らしく思っていい。この勝利はチーム全体のハードワークの成果で、みんなが称賛に値する働きをやり通した結果だ。僕らはとても幸せだよ。サポーターも僕らを信じることをやめなかったね。ホームでのファーストレグを落とした後、この結果を信じてくれたのは彼らだけだったと思う」

 また、ヴィティーニャはPSGを率いるルイス・エンリケ監督の手腕にも言及。今シーズンからPSGの指揮官に就任し、1年目ながらクラブをヨーロッパのベスト4へ導いたスペイン人監督について、ヴィティーニャは「彼は本当に素晴らしい監督」と絶大な信頼を言葉にした。その理由について「僕ら選手に多くを与えてくれる。戦術面やメンタル面のような、最も重要な点でね。彼の話し方、彼の選手を信じさせる力は本当に偉大だよ」と説明すると、「この勝利の多くは彼のおかげだ」とまで語る。バルセロナとのセカンドレグでも、窮地に立たされた選手たちに前を向かせたのはL・エンリケ監督の一言だったようだ。

「先制点を許した時も、僕らは諦めなかった。2戦合計スコアで2点差をつけられ、精神的には難しい状況だったが、監督は『試合とは頭で勝つものだ』と言葉をかけてくれた。このおかげで、僕らは落ち着くことができたと思う。ゴールを求めてピッチに立ち、ファンタスティックなパフォーマンスを見せられた」

 PSGは準決勝で、グループステージでも同居したドルトムント(ドイツ)との再戦に臨む。


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