トッテナムが2度のビハインド追いつき、マンUと勝ち点1を分け合う

2024年1月15日(月)3時46分 サッカーキング

 プレミアリーグ第21節が14日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムが対戦した。

 現在9位に位置するマンチェスター・ユナイテッドは、直近のFAカップで勝利を収めたものの、プレミアリーグでは直近5試合でわずか1勝と苦しい状況。今回の一戦では、ブレナン・ジョンソンのスピードを警戒してか、最終ラインの右にダロト、左にアーロン・ワン・ビサカを、センターバックも右にジョニー・エヴァンス、左にラファエル・ヴァランを起用した。また、離脱していたカゼミーロ、リサンドロ・マルティネスらがチームに合流し、ベンチ入りを果たしている。

 一方、離脱者を抱えながらも、プレミアリーグの直近5試合は4勝1敗と持ち直した印象のあるトッテナム。アジアカップで離脱中のソン・フンミンに代わり、左サイドには今冬の移籍市場で獲得したティモ・ヴェルナーが起用され、クリスティアン・ロメロが最終ラインに復帰した。一方、ベン・デイヴィスとジオヴァニ・ロ・チェルソが負傷により、デヤン・クルゼフスキが体調不良により欠場となっている。

 試合は、ホームのマンチェスター・ユナイテッドが立ち上がりから圧力を強めていく。すると3分、カウンターから左サイドでボールを持ったマーカス・ラッシュフォードがボックス内に侵入してカットイン。カバーに入ったDFにカットされたものの、ボックス左にこぼれたボールをラスムス・ホイルンドが左足でニア上に突き刺し、ホイルンドの2戦連発弾でホームチームが先手を奪うことに成功した。

 先手を奪われたトッテナムは徐々にボールの保持率を高めると19分、ペドロ・ポロの左CKにリシャルリソンが頭で合わせて試合を振り出しに戻す。その後は拮抗した展開が続いたが、40分に高い位置でボールを奪ったマンチェスター・ユナイテッドが再びリードを奪う。ボックス左のラッシュフォードにボールが渡ると、ホイルンドとのワンツーでリターンを受けて素早く右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まり、前半を2−1とリードして終えた。

 後半アディショナルにロメロのヘッドがクロスバーを叩くなど、セットプレーからゴールに迫っていたトッテナムは、後半開始早々の46分、カウンターから左サイドのヴェルナーにボールが渡り、そのヴェルナーからの横パスをボックス左で受けたロドリゴ・ベンタンクールがそのまま縦へ持ち出して左足でシュート。強烈なボールがGKの肩口を射抜いて試合を振り出しに戻した。

 再び追いついたトッテナムが勢いを増す一方、マンチェスター・ユナイテッドもカウンターで応戦。お互いに好機を作り出そうとするが、ゴールには結びつかない。お互いに選手交代によって状況の打開を図るがスコアは動かないままアディショナルタイムへ。そのアディショナルタイムには、アレハンドロ・ガルナチョからのクロスから途中出場のスコット・マクトミネイに決定機が訪れたが、フリーで放ったヘディングシュートはクロスバーを超えてしまった。

 結局、試合は2−2の引き分けに終わり、両者が勝ち点1を分け合う結果となった。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 2−2 トッテナム

【得点者】
1−0 3分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)
1−1 19分 リシャルリソン(トッテナム)
2−1 40分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
2−2 46分 ロドリゴ・ベンタンクール(トッテナム)

サッカーキング

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