デザイナーは6歳の男の子! Eraモータースポーツがデイトナ24時間向けの特別カラーリングを発表/IMSA

2021年1月19日(火)11時36分 AUTOSPORT web

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMP2クラスに参戦するEraモータースポーツは、シーズン開幕戦のデイトナ24時間向けのスペシャルカラーリングをSNS上で発表した。オレカ07・ギブソンのマシンには、オタワ出身の6歳の男の子がデザインしたカラーリングが施されている。


 カナダ人レースファンである6歳のオーウェンは、チームが行なったカラーリングコンテストのウイナーとして選出された。このコンテストは2020年の初めに、ファンからプチ・ル・マン向けのデザインを募ることで始まっていた。


 しかしカイル・ティリーがオーナーを務めるチームは、昨今のCOVID-19のパンデミックによりレースから一時撤退したことで、コンテストは2021年のデイトナ24時間向けのものへと延期されていた。


 ティリーによれば、チームは世界中のレースファンから「多種多少な」デザインを受け取ったという。


「非常に多くのスポーツカーファンや、意欲的なデザイナーがデザインを送ってくれた。多くの興味深いデザインを見ることとは、非常に素晴らしかった」とティリー。


「この誰にとっても困難な時期に、彼らに何かをすることを与えられたことを願っている」


「すべての画像を吟味して、最終的にオーウェンの絵がウイナーにふさわしいと分かった。彼は明らかにレースが大好きだ。これが彼にとって忘れられない経験となることを願う」


 自身のデザインがマシンに描かれることが知らされると、オーウェンは次のような手紙をチームに宛てた。


「こんにちは、カイル・ティリーとEraモータースポーツのみなさん」


「このコンテストを開いてくれてありがとう。僕の名前はオーウェンです。6歳9カ月です。僕の好きなものはレースとホッケーです。僕は、レーシングシミュレーターで運転することを学んでいます。僕はこの色とサンダーボルトと炎がかっこよくて好きなので、このデザインにしました」


「僕のおじいちゃん、お父さん、そして僕はレースが大好きですが、CPVID-19のためずっと家にいるので、これはとても楽しかったです。オーウェン」


 全国的なテレビを通して彼のデザインが届けられることに加え、チームはオーウェンと彼の父親をパーソナル・ゲストとしてIMSAのイベントに招待している。COVID-19による制限が緩められ、ファンが再びパドックに入ることを許されることになりそうだ。


 なお、Eraモータースポーツはティリーに加え、ドワイト・メリマン/ポール・ループ・シャタン/ライアン・ダルジエルの4名で、18号車オレカ07をドライブする。

Eraモータースポーツが発表した6歳の男の子によるデイトナ24時間レース向けのマシンカラーリング

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