【フィギュア】佐藤駿、4回転ルッツ決め国スポV 連戦の中で調子アップ「試合を重ねるごとに元気に」
2025年1月29日(水)22時7分 スポーツ報知
国スポのフィギュアスケート成年男子で優勝した佐藤駿
◆フィギュアスケート▽国民スポーツ大会冬季大会 第3日(29日、ヘルスピア倉敷)
成年男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の佐藤駿(埼玉)が、174・20点、合計276・07点で優勝した。2位に約60点差をつける圧勝で「練習からすごく調子がよかった。転倒なく演技をまとめることができた」と納得の表情だった。
28日のSPは、パーフェクトで101・87点。この日も好調をキープし、冒頭の4回転ルッツは出来映え点(GOE)3・45点を引き出した。3本の4回転を降り「今大会で戻ってきた感覚があった。4回転ルッツも、SPフリーとすごいよかったので、この調子で次のアジア大会にむけてさらに伸ばしていけたら」とした。
昨年12月の全日本選手権は、フリーで過呼吸などもあり失意の結果。20日の世界ユニバーシティー冬季大会でも5位と、悔しさをバネに準備を重ねてきた。連戦にも「疲労感は全くなく。むしろ試合を重ねるごとに体調面は元気になっている」。3月に控える世界選手権(米ボストン)に向けても頼もしい20歳は「たくさん試合試合をこなして、気持ちの面でも強くなっていけたら」と成長を誓った。