『ニッサンNV200バネット』が仕様変更。衝突被害軽減ブレーキなど安全装備充実

2020年1月30日(木)5時22分 AUTOSPORT web

 文字どおり“働く相棒”として、ビジネスシーンでも絶大な支持を集めるミドルサイズMPV(マルチ・パーパス・ビークル)の『ニッサンNV200バネット』が一部仕様変更を受け、現代的な先進安全装備群を多数採用して登場。1月9日よりバン、ワゴン、ライフケアビークル(LV)仕様ともに発売が開始されている。


 グローバルモデルとして世界各国で販売される『ニッサンNV200バネット』は、2009年の日本市場投入以来すでに10年を超えるモデルライフを誇っているが、その間にも数多くの仕様変更が施され、つねに最新の機能と使い勝手を備える実用車としてのアップグレードが続けられてきた。


 現在ではタクシー用途やEV仕様などグローバル市場で数多くのモデルを揃える同車だが、今回の仕様向上では新たに先進安全装備の拡充を図ることで、ビジネスシーンのみならずデイリーユースからレジャーユースまで、幅広いシーンでの使い勝手と安心感を向上させている。


 新たに追加された機能として、緊急時の衝突被害に対し“軽減”や追突の“回避支援”を行う『インテリジェントエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)』を搭載。この機能ではフロントカメラに加えて暗闇でも検知能力の高いフロントレーダーを採用し、夜間でも安心してドライブできるよう機能向上を図っている。


 また、ハイビームアシストやLDW(車線逸脱警報)などの先進安全技術も採用し、業務上での走行もより安心してこなせる装備が追加された。

タクシー用途やEV仕様などグローバル市場で数多くのモデルを揃える『ニッサンNV200バネット』
暗闇でも検知能力の高いフロントレーダーを採用し、夜間でもより安心してドライブできるよう機能向上を図っている


 さらに、前方の車両進入禁止標識を検知し、ディスプレイに警告表示や警告音により注意喚起を行ったり、前方の最高速度標識や前方の一時停止標識を検知してディスプレイ等に表示する“標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)”をクラス初搭載したことで、AT仕様車は国土交通省認定の“サポカー”に該当するモデルともなっている。


 これらの機能は、同車をベースとしたライフケアビークル(LV)の『チェアキャブ』にも適用されており、高さを確保した荷室空間と幅広のホイールハウス間による広い床面により、大衆キャブオーバーバンクラスNo.1の荷室高と幅、低さを実現した『NV200バネット』の特徴を活かし、使い方や乗車人数に合わせた3種類の室内レイアウトを設定。


 車両後部のスロープから車いすのまま車内に乗り込める機能性を備えつつ、乗員を含めて4〜7名が乗車することが可能な空間を確保している。


 この『NV200バネット』と『NV200バネットLV』ともに、搭載するエンジンは1.6リッター直列4気筒自然吸気のHR16DEのみとなり、LV仕様はFFの4速ATのみの設定。バン仕様はFFと4WDに加え5速マニュアル仕様も用意され、価格は176万6600〜272万8000円に。


 FFのみのワゴン仕様は5人乗りと7人乗りで223万9600〜240万5700円。そしてLV仕様は260万5000〜278万5000円となっている。

ライフケアビークル(LV)と呼ばれる福祉車両にも同様の先進安全装備群を搭載
2列目には専用形状シートを採用し、助手席側スライドドアから室内への乗降性も向上させている

公式サイト:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette.html


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