EWC:ル・マン24時間、2年連続で無観客開催「日程通り4月に行うことが最善」とプロモーター

2021年1月30日(土)15時26分 AUTOSPORT web

 ACOフランス西部自動車クラブは1月28日、フランスで4月17〜18日に行われる予定である2021年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)第1戦ル・マン24時間耐久ロードレースを無観客で開催することを発表した。


 2021年シーズンのEWCは4月から10月までの間に全5戦が予定されており、開幕戦としてル・マン24時間が4月17〜18日にフランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで開催される。


 しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックとフランスでの国際旅行と集会を制限する措置を考慮して、ル・マン24時間を無観客で開催することをACO、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、フランスモーターサイクル連盟(FFM)、シリーズプロモーターであるユーロスポーツ・イベントが合意したと発表された。EWCル・マン24時間が無観客で開催されるのは2年連続となる。


 また、1月28日〜3月18日までル・マン24時間のエントリーを受け付けることや最初のイベントとしては3月30〜31日にプレテストが2日間行われることが決定している。

2019-2020EWC第3戦ル・マン24時間レース スタートシーン


■ACOフランス西部自動車クラブ会長 ピエール・フィヨン氏
「残念ながら、2年連続でル・マン24時間レースは、無観客で開催されることになりました。まず、コースサイドからのレース観戦を楽しみしていたファンの事を思うと非常に残念に思います。無観客開催となりましたが、選手とスポンサーのためにレースは行われます。近い将来、再び、このレースの素晴らしい瞬間を一緒に共有できることを心から願っています」


■FIM会長 ホルヘ・ビエガス氏
「2020年に続き、2021ル・マン24時間レースも無観客開催となってしまいましたが、今年もまた、息を呑むようなレースが展開されると確信しております。テレビとデジタルプラットフォームを通じ、再び多くの視聴者に素晴らしいショーを提供するため絶え間ない努力を行っているACO、FFM、ユーロスポーツ・イベンツに感謝したいと思います」


■FFM会長 セバスチャン・ポワリエ氏
「多くのファンからバイカーコミュニティのメッカであるル・マン24時間レースを再び無観客開催とし、機会を奪ってしまうことに、非常に心苦しく思っています。組織的な理由から、ACOが今、決断しなければならなかったことであり、その決断は、私たちも理解しています。無観客ではありますが、2021ル・マン24時間レースが完全に中止とならなかったこの決断に、ACO、プロモーターのユーロスポーツ・イベンツ、そして、FIMに対して敬意を表したいと思います。多くのファンと同様に、様々なテレビやデジタルメディアでレースを追いかけ、私たちのレースへの情熱を伝えていきたいと思います」


■ユーロスポーツ・イベンツ代表 フランソワ・リベイロ氏
「無観客開催をACOと一緒に決断した際は、非常に心が痛みましたが、チャンピオンシップとチームのためにすぐに決断しました。ACOは、2020年のルマン24時間レースで、初めて無観客開催を決めた団体です。そのACOと共に、『新型コロナウィルス感染症の状況次第では、無観客での開催になる可能性がある今後のレース日程に影響が出ないように、ル・マン24時間レースを日程通り4月に行うことが最善』と考え、今回の決断に至りました」

2021EWC第1戦ル・マン24時間レース


■2021FIM世界耐久選手権(EWC)暫定カレンダー(12月29日発表時点)


































RoundRace/CountryDay
第1戦ル・マン24時間/フランス4月17〜18日
第2戦オッシャースレーベン8時間/ドイツ5月23日
第3戦鈴鹿8耐/日本7月18日
第4戦ボルドール24時間/フランス9月18〜19日
第5戦エストリル12時間/ポルトガル10月16日

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