プレミア昇格後30人目の補強…N・フォレスト、A・アイェウ獲得を発表

　ノッティンガム・フォレストは2日、ガーナ代表FWアンドレ・アイェウを獲得したことを発表した。なお、同選手はフリーでの加入となり、契約期間は今シーズン終了まで。背番号は「42」を着用することが決定した。

　現在33歳のA・アイェウはマルセイユの下部組織出身で、2007年8月にトップチームデビュー。その後、スウォンジーやウェストハム、フェネルバフチェでのプレーを経て、2021年7月にカタールのアル・サッドに加入した。また、FIFAワールドカップカタール2022ではキャプテンを務め、3試合出場で1ゴールを挙げるなど、代表通算113試合出場で24ゴールを記録している。

　先日、アル・サッドとの契約解除でフリーとなっていた同選手は、エヴァートンに加入することも噂されていたが、最終的にはかつてスウォンジー時代に師弟関係だったスティーブ・クーパー監督が率いるN・フォレストに加入することが決定した。

　加入が決定したA・アイェウはクラブ公式サイトを通じ、「ノッティンガム・フォレストと契約できて最高の気分だ。このクラブがどれだけ大きいか、クラブが街とファンにどれだけの意味を持っているかも知っている」と喜びを口にしながら、次のように続けた。

「スティーブ・クーパーは僕のことをよく知っている人で、ピッチ内外で一緒に仕事をする方法を知っている。僕たちは強い関係性を築いている。彼は特別な監督であり、特別な人間でもある。本当に尊敬している人の一人だ。チームに何をもたらせるかはわかっている。プレミアリーグに残留できるように全力を尽くす準備はできている」

　24シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰を果たしたN・フォレストは昨年夏の移籍市場から大型補強を敢行。夏の移籍市場だけで23選手を獲得し、イングランドのトップリーグ記録を塗り替えていたが、今冬の移籍市場でもコスタリカ代表GKケイラー・ナバスやブラジル代表DFフェリペなどを獲得。イギリスメディア『Squawka』によると、同クラブにとってA・アイェウの加入は昇格後30人目の補強になったという。

　リーグ戦20試合終了時点で5勝6分け9敗の勝ち点「21」で13位につけているものの、降格圏内となる18位ボーンマスとは勝ち点「4」差となっているN・フォレストだが、果たして大型補強の成果は反映されるのだろうか。