「劇的に変わるよ」 巨人加入の田中将大の"魔改造"は何がすごい? 球界OBが着目した「ポイント」とは

2025年2月5日(水)12時9分 ココカラネクスト

田中は久保コーチと二人三脚でフォーム改造に取り組んでいる(C)産経新聞社

 いよいよ始まった春季キャンプでは各球団、選手の活気ある様子が伝えられている。

 巨人では楽天から新加入となった田中将大の存在が連日、注目を浴びている。

【徹底分析】どう変わった?巨人田中将大の”新フォーム”を分析︎久保コーチが絶賛で今年復活することは出来るのか

 ここまで日米通算197勝のキャリアを誇りながら、一昨年行った手術の影響もあり、昨年は勝ち星なし。節目の200勝まであと3勝と迫る中、復活できるか。
 
 また、巨人では昨年も菅野智之の再生に力を発揮した久保康生巡回投手コーチと二人三脚でキャンプ初日からフォーム改造に取り組んでいる。これまでも多くの投手に「魔改造」といわれる、適切な助言で再生を後押ししてきた名伯楽。重心移動やリリースポイントの改善などを意識したところ、投球に早くも手ごたえを感じているとされる。

 田中が復活を果たせるかには球界内からも様々な考察の声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4日にYouTubeチャンネルを更新。「【徹底分析】どう変わった?巨人田中将大の"新フォーム"を分析!!久保コーチが絶賛で今年復活することは出来るのか!?」と題した動画内で田中の改造したフォームに関して独自の見解を語っている。

 高木氏は田中の新フォームについて「本人の中では1階からキャッチャーに投げるのと2階から投げるのぐらいの違い、マウンドの景色が違う」と表現。

 軸足を立たせて、重心の位置をアップしたことに関して「軸足で立たないことには、パワーが分散してしまう」としっかりパワーが伝えられるようになるとした。

 軸足がしっかり立ち、リリースポイントも高くなることでバッターが嫌がる「角度」もつくとした。角度がつくことで田中の持ち球であるスプリット、スライダーなどの変化球の落ち幅、曲がりも大きく感じるようになることも予想されている。

 高木氏もフォーム改造で田中の投球は「劇的に変わると思うよ」と明言。勝ち星に関しても、順調にいけば「多分10勝ぐらいはいける」とチームにとって大きな戦力になるとした。

 新加入したベテラン右腕が先発ローテ争いに加わるとなれば、若手投手陣にとっても刺激となることは間違いない。阿部慎之助監督もキャリアのある右腕が抜けた菅野に代わって、良い兄貴分になってくれることを期待している。

 背番号11の今後の実戦内容、開幕までの道のりも日々、クローズアップされそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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