初日はマルティンが最速。新パーツ続々投入、ヤマハのクアルタラロが3番手/MotoGPセパン公式テスト

2024年2月6日(火)22時58分 AUTOSPORT web

 2月6日、2024年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPクラスの公式テスト1日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにて現地時間10時から18時まで行われた。トップタイムはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が記録した。


 同地で1〜3日にはシェイクダウンテストが行われ、そこではテストライダー、ルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)とコンセッションシステムでランクDのヤマハとホンダのレギュラーライダーがすでに走っている。


 オフィシャルテストからは、ドゥカティ、アプリリア、KTMのレギュラー陣も追加され、23人のライダーが走行した。先日ポルティマオのプライベートテストで怪我を負ったフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)は参加しておらず、ミケーレ・ピロが代役を務めている。


 公式テスト初日は、計59ラップ走ったマルティンが最初の2時間で1分57秒951記録。これがトップタイムとなったが、昨年のマレーシアGP予選でフランセスコ・バニャイアがマークした1分57秒491からは0.5秒ほどの差がある。


 2番手はシェイクダウンテストから好調のアコスタ、3番手はファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)で、日本メーカーの巻き返しに期待がかかる。

マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目


 ドゥカティに乗り換えたマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)は技術的なトラブルもあったが9番手、ホンダの最上位はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)の10番手、昨年王者のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は最初の走行で11コーナーで転んでおり16番手に留まったが、まだタイムアタックはしていないようだ。


 マルティン、バニャイア、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、2024年型エンジンの開発に引き続き取り組んでいる。また、ドゥカティは他メーカーと比べると大幅な空力アップデートをしていないようだ。


 KTMは電子制御と新しいエキゾーストシステムに加え、空力とエンジンのアップデートにも注力した。アプリリアはシェイクダウンテストから新しいエアロ、エンジン、スイングアーム、シャシーを試している。そして、ミゲール・オリベイラ(トラックハウス・レーシング)が、四輪車のテストでよく使われる、リヤに空気抵抗の流れを調べる装置をつけて走らせていた。


 ヤマハは空力と新型エンジンの微調整、リヤウイングなどをテストして、カル・クラッチロー(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)も走行。ホンダは新しいスイングアーム、エンジン、シャシーを試していたという。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)はテストライダーのステファン・ブラドルが試したスイングアームをテストしたという。

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロ・VR46レーシング・チーム)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
ペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目
マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)/2024MotoGPセパン公式テスト1日目


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