【阪神】2025「陰のキーマン」勝負のプロ6年目 "現ドラ候補"も乗り越えて 「右の和製大砲」の存在感

2025年2月6日(木)11時51分 ココカラネクスト

今季がプロ6年目となる小野寺も本格覚醒が期待されている(C)産経新聞社

 藤川球児新監督率いる新生阪神の戦いぶりが今季は注目を集めそうだ。

 現役時代は火の玉ストレートで勝利の方程式の一角を務めた投手出身の監督が、持ち味である投手力、また課題とされる打線にどう手を加えていくのか、注目される。

【動画】この日、スタメン起用された小野寺は3回に逆転適時打と大きな仕事を果たした

 昨年チームは打線の低迷に苦しんだ。チーム打率「.242」、チーム本塁打「67」はともにリーグ5位。大山悠輔、佐藤輝明、森下翔太の3人を順番にファームに落として調整させ、4番に近本光司を託すときもあるなど、日本一連覇への大きな壁となった。

 迎える2025シーズン、まず大事な4番にはプロ3年目、昨年は侍ジャパンでも4番を任された森下が座ることを指揮官も明かしている。

 3番に佐藤、5番に大山と和製クリーンアップが想定される中、ほかにも長打力を持つ、伸びしろある若手が出てきてほしいところ。その意味で注目されているのは今季が育成出身、プロ6年目シーズンとなる小野寺暖にもある。 

 右の大砲候補として本格覚醒が期待され続けている。

 昨季6月に左手首のじん帯を損傷。故障にも苦しみ主に代打として25試合に出場、打率.148と存在感を示せなかった。

 小野寺の持ち味といえばたくみなバットコントロールからなる打撃。チームが日本一に輝いた2023シーズンはキャリアハイの43試合に出場、打率・347、0本塁打、11打点。出塁率.402、得点圏打率.375、一時はクリーンアップの一角を任されるなど、勝負強さがチーム日本一を後押しした。

 奮起を促す材料もある。昨オフに行われた現役ドラフトでは候補として一時名前が取りざたされるなど、注目を集めた。

 それほど周囲から本格覚醒が待たれているロマン砲ということになるが、本人としてはもちろん、在籍の阪神でしっかり結果を残したいところ。今季はし烈な争いが待つ中、外野一本で勝負することも明言している。

 またドラフト1位投手、大商大直系の後輩である伊原陵人も入団。後輩とともに1軍舞台で存在感を示せるか。V奪回を目指す2025阪神の戦いで注目の選手となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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