日本ハム・清宮幸太郎 「今季1号」もレギュラーが不安視される「理由」

2023年2月10日(金)11時30分 ココカラネクスト

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 待望の一発とはいかなかったようだ。

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が9日、韓国プロ野球・サムスンとの練習試合(沖縄・名護)に「5番・一塁」で先発出場。2回の第1打席で「今季1号本塁打」を放った。

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 両軍無得点で迎えた2回無死二塁。相手左腕の内寄りの球にしっかり反応、ライナー性の打球が右翼席に飛び込んだ。

 先制2ランを放つも、清宮の表情はさえなかった。実はこの場面、進塁打のサインが出ていた。「とにかく1点を取りにいこうと。まあ、進塁はさせたかな」と新庄剛志監督(51)も苦笑いを浮かべるしかなかった。

 清宮は本塁打の場面を振り返って「やっちゃった」と反省。「でもヒットコースだったので、まあ、いいか」と前向きにとらえた。

 昨季18本塁打とキャリアハイの成績を残した清宮にとっては今季こそ真価が問われるシーズンになるといわれている。

 かつて新庄監督も、野村佑希(22)、万波中正(22)とともに3人がチームのクリーンアップを打つ日を夢見ていると語るときもあったが、新球場元年となる今年は目指す優勝に向け、欠かせないピースとなることが求められる。

 キャンプ序盤ということもあり、新庄監督も「サインミス」にはおとがめなしだったが、昨季は守備や走塁でボーンヘッドを見せた清宮を酷評した場面もあった。「優勝しか狙わない」と公言して臨む就任2年目は求める野球に関して、妥協なく進めていくと見られている。

 バント、バスター、エンドラン、右打ちというケース打撃に関しても選手各自にしっかりできるようにという通達もされており、今回のようなケースがシーズンに入っても見られれば、「結果オーライ」とはいかなさそうだ。昨季最下位に沈んだチームにおいては、本塁打頼みではなく「1点を奪う野球」が求められており、レギュラーを狙う選手にとっては打席での確実性もより必要となる。

 プロ6年目を迎える今季に向けては「本塁打30〜40本は打ちたい」と高い目標を掲げる清宮。長打力アップと同時に目指すレギュラー獲りにはまだまだ関門が残されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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