アディダス、飼い猫虐待のズマと契約解除…クラブの対応に不満のスポンサーも

2022年2月10日(木)16時10分 サッカーキング

飼い猫への虐待で非難が殺到するズマ [写真]=Getty Images

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 『アディダス』は飼い猫への虐待動画が問題となっているウェストハムに所属するフランス代表DFクル・ズマとのパートナーシップ契約を解消したようだ。9日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。

 ズマは先日、同選手の兄弟が撮影しスナップチャットに投稿した動画で、自身の飼い猫に対し、空中から落として蹴り飛ばす、靴を投げて追い回す、顔に平手打ちをするなどの場面が映っていたことから同選手への非難が殺到している。

 すでにズマは謝罪し、ウェストハムも事件後に「流出した映像に映ったクル・ズマの行為を全面的に非難します」との声明を発表していた。しかし、直後の8日に行われたプレミアリーグ第24節ワトフォード戦(1−0で勝利)で同選手が先発起用されフル出場したことで、クラブやデイヴィッド・モイーズ監督に対する非難の声が上がっている。

 この騒動を受け、『アディダス』は内部での調査が終了したことを明らかにし、「クル・ズマはアディダスと契約したアスリートではなくなったことを確認する」と同選手とのパートナーシップ契約を解消したことを発表した。

 また、ウェストハムとウェルネスパートナー契約を結んでいる『Vitality』は、ズマの行動を非難した上で、「この事件が発覚した後のクラブの対応にも非常に失望している。そのため、私たちは直ちにウェストハムとのスポンサーシップ契約を停止した」と声明を発表。直後の試合でズマを起用したクラブも非難し、今後については「クラブがこの状況を対処するためにどのように行動するのかを理解するために、さらにクラブと関わっていく」としている。

 そのほかにも、クラブのスポンサーの一つである『Experience Kissimmee』も今後の関係性について再考していることを表明するなど大きな波紋が広がっていることが明らかになっている。

 なお、同クラブのユニフォームサプライヤーである『アンブロ』は「パートナーとなっているのはウェストハムというクラブであり、個人の選手ではない」としつつ、「ウェストハムが発表しているように、私たちは関係している選手の行動を非難しており、いかなる動物に対する虐待行為も認められない」と声明を発表している。

サッカーキング

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