2台のGT-Rを走らせるGAINER。タイヤはヨコハマとダンロップを1台ずつ使用

2018年2月12日(月)11時50分 AUTOSPORT web

 2月12日、日産自動車/ニスモが2018年のモータースポーツ活動計画について発表を行ったことにあわせ、スーパーGT300クラスに参戦するGAINERが2018年の体制を発表した。今季はニッサン/ニスモのGT3オフィシャルパートナーチームとして、GT-Rを2台走らせる。


 長年GT300クラスのトップチームのひとつとして、チャンピオンを争う存在であるGAINERが、大きな体制変更を行った。チームは2015年からメルセデスとニッサンGT-Rの2台で戦ってきたが、2018年からニッサンGT-RニスモGT3を2台揃えることになったのだ。なお、11号車の車両変更はアウディからメルセデスにスイッチした2013年以来となる。


 ドライバーラインアップは、10号車GAINER TANAX triple a GT-Rが新たに加入する星野一樹と、2017年にチームに加わった吉田広樹というコンビ。そして11号車GAINER TANAX GT-Rが平中克幸と、こちらも新加入となる安田裕信というふたりになった。なお、エンジニアは10号車は高畑直仁エンジニアが、11号車は福田洋介エンジニアが務める。


 そして注目すべきはタイヤだ。17年までは2台ともにダンロップを履いてきたが、2018年は10号車がヨコハマ、11号車がダンロップに。チーム内で異なるタイヤを履く。GT300ではaprのプリウスGTがブリヂストン/ヨコハマで分けているが、GAINERも2台を分けることになった。


 また、同時に12日時点の暫定マシンカラーリングも発表された。11号車は2017年までの10号車同様グレーメタリックにレッドのラインが入るが、10号車はグレーメタリックにホワイトのラインに。両車ともに、長年スーパーGTでスポンサードを行ってきたtriple a出版のロゴが大きく描かれている。


 GT300では唯一2018年モデルのニッサンGT-RニスモGT3を使用するGAINER。18年モデルはエンジン搭載位置等、大幅に変更されているのは間違いなさそうで、チーム力とともに手強い存在となるのは確実だろう。

競争力を高められた2018年モデルのニッサンGT-RニスモGT3
350号車ニッサンGT-RニスモGT3。ボンネットやカナード、グリル等からエボルーションモデルと推測される。


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