「最初から忠誠心を示していた」ブライトン指揮官が三笘薫の“メガオファー”に言及 残留の決断に「成長できる環境だと分かっている」
2025年2月12日(水)5時50分 ココカラネクスト

ブライトンにおける三笘の存在はクラブにとって欠かせぬものだろう(C)Getty Images
ブライトンの三笘薫はこの冬も、さまざまな話題を振りまいている。
1月にはアウェーでのマンチェスター・U戦で今季5点目をマークし、プレミアリーグにおける日本人通算最多ゴール記録を更新。また、移籍市場ではサウジアラビアのアル・ナスルから2度にわたるメガオファーが届き、メディアを賑わせた。
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そして、今月8日のFAカップ4回戦の対チェルシー戦でも白星をもたらす決勝ゴールを奪うなど、勝負所での決定力を改めて発揮した。
チーム自体はリーグ戦においてここ2試合連敗を喫しており、特に前節のフォレスト戦では0-7という大差で敗れるなど踏ん張りどころではあるものの、カップ戦でのチェルシー戦勝利が今後への好材料となることは間違いない。
その中で、背番号22は引き続きチームを勢いづける存在であり、シーズンやカップ戦が終盤に向かうにつれ、三笘のプレーはよりクローズアップされていくはずだ。
地元メディア『Sussexworld』でも三笘の特集記事を配信し、現在までの貢献度を称えるファビアン・ハーツラー監督のコメントを紹介している。移籍の可能性もあった中、残留が決まった三笘に対する指揮官の胸中も綴られている。
2月10日のトピックで同メディアは、アル・ナスルからのオファーを振り返り、「一部では9000万ポンドに達していたとも報じられていたが、ブライトンはこのオファーを拒否した」と経緯を辿っている。その上で、ハーツラー監督による、「ミトマがまだブライトンの選手でいることを嬉しく思う。ただ、彼自身もブライトンでプレーできることを喜んでいるはずだ。ここで何を得られるかを理解し、成長できる環境だと分かっているからね」と語ったコメントを掲載。
また他にも指揮官は、チェルシー戦のパフォーマンスを受け、「彼は最初からチームへの忠誠心を示していた。クラブとして彼にオファーについて何か反応を求めることはなかったが、彼はピッチ内外で素晴らしい姿勢をみせてくれた」などと賛辞を送る。
さらに、同メディアもFAカップでの勝利について、「ブライトンがチェルシー相手に逆転勝利を収めたのは、プレミアリーグでノッティンガム・フォレストに0-7で大敗した直後だったことを考えれば、なおさら価値がある」と綴るなど、三笘の働きを高く評価している。
すでにクラブにとって欠かせない存在である三笘だが、ここ1か月間ではまさにその勝負強さが際立っていると言えるだろう。この先もブライトンの一員として、レベルの高いプレーでチームを引っ張っていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]