笠井崇志の2019年は多忙な年に。ランボルギーニ・スーパートロフェオで世界を転戦

2019年2月13日(水)12時7分 AUTOSPORT web

 ヨーロッパを拠点に、ランボルギーニ・スーパートロフェオ等に参戦しながらGTカーレースを志している笠井崇志が、2019年はブランパンGTアジア等で活躍している強豪FFFレーシングチームに移籍し、スーパートロフェオ・ミドルイーストとスーパートロフェオ・アジアを転戦することになった。


 三重県出身の笠井は、レーシングカートからイタリアのFIA-F4等を経て、スポーツカーレース参戦を志しており、2018年はビンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)に加入。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦し、プロ-アマクラスのタイトルを争った。


 そんな笠井はまだ学生だが、2019年は本格的なステップを踏むべく、強豪FFFレーシングチームに移籍することになった。参戦するのは、中東で開催されているランボルギーニ・スーパートロフェオ・ミドルイースト、そしてアジア各国を転戦するスーパートロフェオ・アジアだ。


 先に開幕するのはスーパートロフェオ・ミドルイーストで、こちらはプロドライバー同士が戦うクラスの参戦。2月15〜16日にドバイ・オートドロームで開幕。翌週にはアブダビで第2ラウンドが開催され、2ラウンド6レースで争われる。ラウンド数が少ないため、上位フィニッシュも可能なはずだ。


 さらに笠井は、4月6〜7日にマレーシアのセパンサーキットで開幕するスーパートロフェオ・アジアにも参戦する。最終戦はスペインのヘレスで開催され、スーパートロフェオ・ワールドファイナルにも参戦予定だという。そして期待したいのは、スーパートロフェオ・アジアには鈴鹿と富士でレースがあることだ。日本のファンにとって、初めて笠井の走りを観られるチャンスとなる。


 2020年に向けてさらなるステップアップを狙う笠井は、今季スーパートロフェオのふたつのシリーズで勝利とタイトルを狙っていく。ヨーロッパやアジアのチームからも高評価を得ているだけに、今季は期待のシーズンとなりそうだ。


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