「原監督がどれぐらい我慢できるか」巨人のレジェンドOBが語るブリンソン「活躍の条件」

2023年2月13日(月)16時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人の外野手争いが注目されている。

 紅白戦でも存在感を示したドラフト2位ルーキーの萩尾匡也(22=慶大)、外野での出場機会を訴えた増田陸(22)など楽しみな若手の存在も多いが、「本命」とされるのは新外国人のルイス・ブリンソン(28=前ジャイアンツ)だろう。走攻守3拍子そろった大型野手として、丸佳浩(33)が右翼にコンバートしたことで空いた中堅の筆頭候補と見られている。

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 そんなブリンソンに関してかつての助っ人OBが考察を行っている。先に野球殿堂入りも果たし、球団OBでもあるアレックス・ラミレス氏が11日までに更新した自身のYouTubeチャンネルでブリンソンの打撃について語っている。

 ブリンソンの打撃の映像を見たという同氏は「素晴らしいバッティングテクニックを持っている」と絶賛。具体的にはバットを構える位置が耳の下にあり安定していることで「レベルスイングでボールを引き付けて打てる」「逆方向にも長打が出る」ことが利点とした。

 さらにブリンソンに関しては、狭い東京ドームを本拠地として戦うことが有利に進むと見る。引っ張っても本塁打が出ることが可能とし「東京ドームの狭さが彼に有利に働くだろう」と、本塁打量産につながる可能性もあると指摘した。

 現時点での予想としながら、今季の成績に関しては「打率・290、本塁打25〜30本、80〜100打点」と非常に高い数字を並べたラミレス氏。仮に予想通りとすれば、昨年の外野手の布陣では達成できなかった非常に高いレベルのパフォーマンスとなり、3季ぶりにV奪回に臨むチームの大きな原動力となることは間違いない。

 しかし、この点に関しては、条件もあるという。

 一方でブリンソンはメジャー時代に三振が多かったことを踏まえて、「原辰徳がどれぐらい我慢できるか」が活躍の鍵を握るとした。ブリンソンにとっては日本球界1年目ということで、日本の投手に苦戦することも予想されるとした。「普通に出場し続ければ良い数字を残すだろう」が、そのためにも指揮官が忍耐強く見守ることが活躍の条件とした。

 ラミレス氏といえば、DeNAの監督時代に当時無名だった佐野恵太(28)をいきなり4番に抜擢。首位打者を獲得とブレイクさせるなど、打者の適性を見極めるのは定評がある。果たして、ブリンソンはV奪回のキーマンとなれるか。今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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