満塁アーチ、全力疾走で勝利に貢献のブリンソン 球界OBは「形が変わってきた」と意識の変化を強調
2023年8月14日(月)19時18分 ココカラネクスト

高木氏はブリンソンの意識の変化を感じ取っていた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は8月12日、13日のDeNA戦に勝利して3位までのゲーム差を1までつめた。Aクラス入りを大きく手繰り寄せる連勝となったが、その立役者はブリンソンだと言って良い。12日、13日の2試合では8打数5安打6打点と大暴れ。ここに来て助っ人が本領発揮している。
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ブリンソンと言えば走塁や守備での怠慢プレーが目立ち、9日の阪神戦ではセンターオーバーの当たりを放つも全力疾走せずにシングルヒットにしてしまうなど、チームの士気を下げるプレーを幾度も見せてきた。ただ、最近のブリンソンは意識の変化が見られており、とりわけDeNA3連戦でのプレー内容には野球解説者も高く評価している。
現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで、巨人対DeNAの3連戦を振り返る中、ブリンソンの変化についてコメントした。まず12日の試合の5回裏2アウトの場面で、セカンドランナーだったブリンソンが梶谷隆幸のセンター前ヒットで生還したシーンに触れる。「ブリンソンが一気にホームに帰ってくるんだけど、全力疾走を始めてるわけ」「ブリンソンの形が変わってきたなっていう」と怠慢プレーを連発していた姿は見られないと口にする。
続けて、「もともと足は速いとか守備は上手いって言われてたんだよ。打つ方はそこそこ打ってくれるだろう」とブリンソンの前評判を話し、「あとは走塁だったんだけど、その走塁がすごく光り始めた」 と期待されていた走塁面でも貢献するケースが増えてきたという。
また、13日の試合では初回に満塁ホームランを打ったことについて、「やっぱり良いことあるんだよ、全力疾走してると身体のキレも良くなるし」と走塁の意識が変わったことで打撃面の状態も上がってきていると話した。
もともとブリンソンの月間打率は7月(.273)、8月(.316)とコンディションを上げていたが、全力プレーをすることによってますます状態が右肩上がりしていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]