宗山塁だけではない 侍ジャパンメンバー発表で注目集める 今秋ドラフト候補の「右の大砲」「即戦力左腕」の存在

2024年2月14日(水)17時53分 ココカラネクスト

井端監督がどんな采配をふるうかも注目となる(C)Getty Images

 野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督は2月14日、都内で記者会見を行い、3月6日、7日に京セラドームで行われる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ 2024 日本 vs 欧州代表」に出場する28選手を発表した。

 投手12人、捕手3人、外野手6人、内野手7人の編成からなるもので事前から注目されていた、現役大学生4人もメンバー入りを果たした。

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 内訳は野手は宗山塁(明治大3年)、西川史礁(青山学院大3年)、投手は金丸夢斗(関西大3年)、中村優斗(愛知工業大3年)とともに2人ずつの選出となった。

 何といっても注目は今秋のドラフトの目玉とされる遊撃手の宗山だろう。プロ顔負けの守備力とシュアな打撃で知られる。大学球界屈指の遊撃手としては早稲田から阪神にドラフト1位入団した鳥谷敬氏以来の逸材という声も出ている。内野手の要ともいわれる遊撃手は育成が難しく、どの球団も欲しがっており、今秋のドラフトでは何球団から1位指名を受けるのかも注目とされている。

 また外野手でメンバー入りを果たした青学大の西川もプロ注目の逸材だ。182センチ、81キロと恵まれた体格からフルスイングする豪快な打撃が売り。3年春のリーグ戦では打率・364、3本塁打、10打点でMVPも受賞した。日米大学選手権では全5試合で侍ジャパン大学日本代表の4番を務め、打率・316と大舞台での強さも証明済みだ。右の大砲候補は各球団探しているところもあり、こちらも1位競合必至の逸材といえる。

 そして投手陣に目を転じれば、最速153キロ左腕、関西大の金丸も注目となる。しなやかで力感のないフォームからキレのあるボールを投げ込み、制球力にも定評がある。2年春のリーグ戦途中から18連勝中と快進撃を続けている。

 また同じく選出された愛工大の中村は最速157キロと剛腕で知られる。球威あるピッチングで三振を奪う「ミスターK」として名をはせており、大舞台でどんな力を見せられるか。

 今回は侍ジャパン常設となってから初の大学生メンバー入りも話題となっている。世代を越えたトップチーム作りは侍ジャパンの理念でもある。昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップでも柔軟な采配で、チームを連覇に導いた井端弘和監督のタクトにも期待が高まる。

 果たしてプロ注目のトップアマ4人が大舞台でどんな躍動した姿を見せてくれるのか。こちらも大きな楽しみとなりそうだ。

【侍ジャパン28選手】

投手
 山下舜平大(オリックス)、宮城大弥(オリックス)、松山晋也(中日)、種市篤暉(ロッテ)、森下暢仁(広島)、金丸夢斗(関大)、栗林良吏(広島)、隅田知一郎(西武)、渡辺翔太(楽天)、中村優斗(愛知工大)、根本悠楓(日本ハム)、平良海馬(西武)

捕手
 古賀悠斗(西武)、坂倉将吾(広島)、山本祐大(DeNA)

内野手
 源田壮亮(西武)、中野拓夢(阪神)、宗山塁(明治大)、紅林弘太郎(オリックス)、石川昂弥(中日)、小園海斗(広島)、村上宗隆(ヤクルト)

外野手
 森下翔太(阪神)、西川史礁(青学大)、近藤健介(ソフトバンク)、塩見泰隆(ヤクルト)、田村俊介(広島)、万波中正(日本ハム)

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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