「45分間」の会話で生まれた“絆” FA加入の30歳はチームメイトの発言に「何の不快感も示さなかった」
2025年2月19日(水)12時17分 ココカラネクスト
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ブレグマンどのポジションを守るのか(C)Getty Images
レッドソックスの正三塁手であるラファエル・ディバースが、FAで加入した30歳のアレックス・ブレグマンには自身のポジションを譲らないと主張したことが話題となった。
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混乱が生じていた中、『MLB公式サイト』は、アレックス・コーラ監督の自宅で開かれたチームディナーでディバースとブレグマンが気さくな会話を楽しんだことを伝えている。
新天地でチームメイトと交流したブレグマンは「彼らは素晴らしい。とても楽しいよ」と話したといい「勝利について話したり、野球について話したり、シーズンへの期待について話したり。昨夜はみんなで集まって夕食を食べた。最高だ」と喜んだ。
ディバースについても「彼のチームメイトになれただけでもとても興奮している」と語り、「彼は素晴らしい選手。このクラブハウスにいる全員が勝利のことを気にしていると思うし、チームの勝利のために必要なことは何でもする」と意気込み、アレックス・コーラ監督の指示で「どこでもプレーする」と、本来の三塁以外のポジション転向も受け入れると述べている。
記事では、コーラ監督が絆を深める機会としてチームを自宅に招き、ブレグマンとディバースは「45分間」話したといい、「ブレグマンは、ボストンで最も長く在籍している選手であるディバースがメディアに語ったことに何の不快感も示さなかった」という。
ブレグマンは「ここにいる全員が自分の能力を信じていると思う」と語り、「今季は全員が力を合わせれば、優勝できる可能性が非常に高いと全員が信じていると思う。私は自分の意見しか言えませんが、チームの勝利につながるならどこでもプレーします」と、頼もしいコメントをした。
記事では「レッドソックスは、ディバースのポジション変更についてはまだ明言していない。現時点では、キャンプでのロースターの状況次第で、ディバースをDHにする可能性について言及しただけだ」と記している。
「ディバースは仮説を断固として拒否したが、キャンプで三塁での地位を向上させようと努力するだろう」とし、チームの一塁手であるトリストン・カサスも「(三塁は)ディバースのポジションだと思う」と述べている。
「彼は本当に長い間、三塁手を務めてきた。そして、彼はそのポジションでより良くなっていると思う。彼の守備は毎年良くなっていると思う」と話し、「彼は守備をしなくてはならないと思う。そうすれば彼は運動能力を維持できるし、三塁を守ることで打てるようになる」と、ディバースが三塁を守るべきだと主張した。
さらに「ブレグマンは二塁でプレーすべきだと思う。彼はうまく切り替えられると思うし、十分な運動能力があると思う」と発言している。
チームメイトも気になるこのポジション問題は果たしてどんな決着を迎えるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]