久保建英が今季7点目! ソシエダ、10人のマジョルカに劇的逆転勝利…公式戦6試合ぶり白星

2024年2月19日(月)4時38分 サッカーキング

マジョルカ戦で同点ゴールを記録した久保建英 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第25節が18日に行われ、マジョルカとレアル・ソシエダが対戦した。

 現在は勝ち点「37」で7位につけているレアル・ソシエダ。しかし、ラ・リーガでは直近3試合未勝利と勝ち切れない試合が続いており、コパ・デル・レイ(国王杯)とチャンピオンズリーグ(CL)を含めると直近5試合で無得点と攻撃力に課題を抱えている。今節は16位マジョルカの本拠地に乗り込んでの一戦。日本代表MF久保建英にとっては、かつて所属したクラブとの“古巣対戦”となる。この試合でも前節と同じく右ウイング(WG)で先発に名を連ねた。

 開始早々の4分、マジョルカは右サイドからのスローインをボックス内のサイル・ラリンが落とし、最後はアントニオ・サンチェス・ナバーロが左足の強烈なシュートをゴール左隅に突き刺し先制に成功する。出鼻を挫かれたレアル・ソシエダは12分、ボックス内右で相手DFを引き付けた久保がマイナスへ折り返し、マルティン・スビメンディがダイレクトで狙うもGKがセーブ。16分にはミケル・メリーノの落としを受けたウマル・サディクがフィニッシュに持ち込んだが枠を捉え切れなかった。

 拮抗した展開が続く中で迎えた38分、レアル・ソシエダはイゴール・スベルディアのボール奪取からショートカウンターを発動すると、右から仕掛けた久保がボックス内左へ侵入。左足で狙い澄ましたシュートを放つと、ボールはGKの手を弾いてゴール左下隅に吸い込まれた。久保の今シーズンのリーグ戦7ゴール目で試合を振り出しに戻す。45+4分には判定に異議を唱えたアントニオ・ライージョにレッドカードが提示され、マジョルカは10人での戦いを余儀なくされることとなった。

 後半の序盤は数的不利のマジョルカがセットプレーを中心にいくつかチャンスを作る。一方のレアル・ソシエダは55分、右からカットインした久保がボックス手前中央で倒されFKを獲得。しかしアマリ・トラオレのシュートは枠を大きく外れた。数的優位ながら勝ち越し点を奪えないレアル・ソシエダは64分にアンデル・バレネチェアらを投入し状況の打開を図る。直後にはバレネチェアがカットインから右足でシュートを放つも、惜しくも枠の右へ外れた。

 レアル・ソシエダはその後も久保とバレネチェアの両サイドを起点に幾度となくチャンスを作る。88分には右からカットインしたバレネチェアが右足で強烈なシュートを放つも、GKプレドラグ・ライコビッチが好セーブ。マジョルカの守備陣はその後も粘り強い守備対応で相手チームの攻撃を跳ね返し続ける。90+1分には久保がカットインから左足を振り抜いたが、シュートは枠の上へ外れた。

 このまま試合終了かと思われた90+3分、ジョン・パチェコの絶妙なクロスにメリーノが頭で合わせ、レアル・ソシエダが土壇場で勝ち越しに成功する。試合はこのまま1−2で終了し、レアル・ソシエダが公式戦6試合ぶりの白星を手にした。次節、マジョルカは24日にアウェイでアラベスと、レアル・ソシエダは23日にホームでビジャレアルと対戦する。

【スコア】
マジョルカ 1−2 レアル・ソシエダ

【得点者】
1−0 4分 アントニオ・サンチェス・ナバーロ(マジョルカ)
1−1 38分 久保建英(レアル・ソシエダ)
1−2 90+3分 ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)

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