38歳の情熱恐るべし! ルカ・モドリッチの知己が語る「彼はまだ、最高レベルに到達していないと思っている」

2024年4月15日(月)22時11分 サッカーキング

傑出したパフォーマンスを見せたモドリッチ [写真]=Getty Images

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 かつてユーゴスラヴィア代表として活躍したプレドラグ・ミヤトヴィッチ氏が、レアル・マドリードに所属するMFルカ・モドリッチの飽くなき情熱について語った。14日、スペイン紙『アス』が伝えている。

「85分間プレーしたけど、彼はフィールド上で、両チームの選手の中で最高だった」と語るのは、プレドラグ・ミヤトヴィッチ氏だ。14日のラ・リーガ第31節マジョルカ戦に先発出場し、85分までプレーしたルカ・モドリッチについて、傑出したパフォーマンスだったと賛辞を送る。実際に『アス』によると、“バルカンのクライフ”はソン・モイシュのピッチで、プレー関与(114回)、パス成功本数(85本)、チャンスクリエイト回数(3回)、ドリブル回数(4回)、エリア内へのパス本数(5本)と5つの項目で最多を記録したと指摘。ブラヒム・ディアスへのアシスト未遂を含め、攻撃の全権を握っていたのがデータ上でも証明されている。

 2012年夏に26歳でレアル・マドリードに到着してから、38歳となった今に至るまで“エル・ブランコ”の一員で在り続けるモドリッチ。前人未到のチャンピオンズリーグ3連覇や3度のラ・リーガ優勝に貢献した他、個人としては2018年にクロアチア国籍選手初となるバロンドール賞を受賞。レアル・マドリードというクラブの歴史においても、際立っているプレーヤーだ。

 それでも今、かつてカルロ・アンチェロッティ監督に“バミューダ・トライアングル”と言わしめるほど脅威的だった、中盤の逆三角形を形成したトニ・クロースとポジションを争い、前者は28試合に先発出場しているのに対して、自身は18試合とベンチを温める機会が増えている。年齢的な衰えはさほど感じさせないが、現代フットボールがよりインテンシティを求めるようになったことが要因のひとつだろう。昨年5月にマンチェスター・シティに0−4の大敗を喫して以降、両者が揃って先発出場したのは3試合のみとなっている。

 ただモドリッチの情熱は、まだまだ途絶える気配がないようだ。“バルカンの速射砲”の異名を取ったミヤトヴィッチ氏は最後に「ルカは何度か、自身のキャリアに関するドキュメンタリーを制作しないかと誘われてきた。でも、彼は常にノーと言うんだ。自分はまだ、最高レベルに到達する果てしない道の途中にいるから、という理由でね」と逸話を明かしている。

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