こじ開けたのはモドリッチ! レアル、かつての“カピタン”の前で勝負強さを見せセビージャ撃破

2024年2月26日(月)8時31分 サッカーキング

終盤に劇的ミドルシュートを叩き込んだモドリッチ(中央) [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第26節が25日に行われ、レアル・マドリードとセビージャが対戦した。

 現在ラ・リーガ首位を走るレアル・マドリード。前節はラージョ・バジェカーノとのアウェイゲームを1−1のドローで終えたものの、それでも2位ジローナとの勝ち点差は「6」を保っており、2シーズンぶりの“王座奪還”へ順調なシーズンを過ごしている。

 今節はホーム『サンティアゴ・ベルナベウ』に、ここまで5勝9分11敗の成績で残留を争う15位セビージャを迎える。レアル・マドリードはトニ・クロース、ブラヒム・ディアス、ヴィニシウス・ジュニオールらがスターティングメンバーに並んだ。一方、セビージャはセルヒオ・ラモスが先発入り。かつてのレアル・マドリードの“カピタン”が、クラブに在籍していた2020−21シーズンぶりに本拠地へ帰還した。

 この試合は最初のチャンスは7分、セビージャは左からの折り返しをユセフ・エン・ネシリがボックス右で合わせたが、シュートはジャストミートできずに枠を外れる。

 対するレアル・マドリードは10分、敵陣左サイドで前を向いたヴィニシウスが浮き球のボールを送ると、ファーサイドから駆け上がってきたルーカス・バスケスがうまくボックス内へ持ち出してシュートを流し込む。レアル・マドリードが先手を取ったかに思えたが、直前のプレーでナチョ・フェルナンデスのファウルが確認され、得点は認められなかった。

 前半はこのままスコアレスで時計の針が進む。前半アディショナルタイムには敵陣中央からフェデリコ・バルベルデが強烈なミドルシュートを放ったが、ここはGKエルヤン・ニーランがセービング。このまま前半の45分間は終了した。

 後半に入ると立ち上がりの48分、レアル・マドリードは敵陣右サイド大外に開いたB・ディアスの折り返しを、ボックス中央で待っていたバルベルデがダイレクトで合わせる。GKニーランは一歩も動けなかったが、シュートは右ポストに嫌われる。

 ヒヤリとさせられたセビージャは直後の52分、左サイド開いた位置でスルーパスに反応したルーカス・オカンポスが右足アウトサイドで中央へ送ると、飛び込んできたアイザック・ロメロがダイレクトで合わせたが、左足で狙ったシュートはGKアンドリー・ルニンの好セーブに阻まれた。

 なおも攻めるレアル・マドリードは、ロドリゴやヴィニシウスが何度もゴールを脅かしたが、こじ開けることはできない。レフェリーのアクシデントによって試合が一時中断するトラブルにも見舞われながら、試合は終盤に差し掛かっていく。

 このまま2戦連続ドローも考えられた81分、遂に試合の均衡が破れた。レアル・マドリードはボックス手前右寄りの位置で前を向いたバルベルデが浮き球のボールを送るも、ここはボックス中央でロイク・バデに跳ね返される。だが、セカンドボールはルカ・モドリッチの元へ。75分から途中出場していた背番号10は、ファーストタッチでブバカリ・スマレの逆を突くと、右足で狙い澄ましたミドルシュートを叩き込んだ。レアル・マドリードが土壇場で先手を取っている。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードがかつての“カピタン”の前で、クラブに染み付いた勝負強さを見せつけ、勝ち点「3」を積み上げた。敗れたセビージャは直近4試合負けなしと悪くない流れが続いていたものの、5試合ぶりの黒星を喫している。

 次節は3月2日に行われ、レアル・マドリードは敵地でバレンシアと、セビージャはホームで久保建英が所属するレアル・ソシエダと、それぞれ対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 1−0 セビージャ

【得点者】
1−0 81分 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)

サッカーキング

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