今季無冠で中盤強化目指すレアル、コモからニコ・パズを安価で買い戻し？

　レアル・マドリード（スペイン1部）は今季のラ・リーガで2試合を残して2位フィニッシュが確定。コパ・デル・レイでは決勝戦でバルセロナ（スペイン1部）に敗れたほか、チャンピオンズリーグ（CL）でも準々決勝でアーセナル（イングランド1部）に完敗を喫して、無冠となった。

　カルロ・アンチェロッティ監督が今季限りで退任することが決定しているマドリードは、巻き返しを目指す来季に向けてボーンマス（イングランド1部）からスペイン代表DFディーン・ハイセンをすでに獲得。そのほかにも、リバプール（イングランド1部）をフリーで退団するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドの獲得も決定的となっているほか、ベンフィカ（ポルトガル1部）でプレーするスペイン人DFアルバロ・カレーラスの補強にも近づいているとされている。

　そのなかで、来季から新指揮官に就任するとみられているシャビ・アロンソ氏は中盤強化を望んでいるとされており、スペイン『コープ』によれば、コモ（イタリア1部）でプレーするアルゼンチン代表MFニコ・パズの復帰を検討しているようだ。

　卓越したボールコントールと高水準なキック精度を武器に今季のセリエA34試合で6ゴール8アシストを記録しているパズを600万ユーロ（約9億7,000万円）で売却したマドリードだが、今夏に900万ユーロ（約14億6,000万円）で買い戻すオプションを所持しているようだ。

　また、インテル（イタリア1部）もアルゼンチン代表MFの獲得に興味を持っているとのこと。フランス代表FWキリアン・ムバッペが加わりながらも無冠に終わった今季の失態を受けて積極補強に動いているマドリードだが、どのような立ち回りを見せるのだろうか。