レアル、中盤強化にシュトゥットガルトMFスティラーをメインターゲットに設定？

　レアル・マドリード（スペイン1部）は今季のラ・リーガで2試合を残して2位フィニッシュが確定。コパ・デル・レイでは決勝戦でバルセロナ（スペイン1部）に敗れたほか、チャンピオンズリーグ（CL）でも準々決勝でアーセナル（イングランド1部）に完敗を喫していた。

　今季は主要タイトルが獲得できなかったマドリードはカルロ・アンチェロッティ監督が今季限りで退任することが決定。後任として、クラブOBで今季限りでバイエル・レバークーゼンを退任することを発表しているシャビ・アロンソ氏が有力視されている。

　スペイン『マルカ』によれば、シャビ・アロンソ氏はクラブワールドカップに向けてチームを強化しており、中盤を強化したいと考えているようだ。そして、シュトゥットガルト（ドイツ1部）に所属するドイツ代表MFアンジェロ・スティラー（23）を獲得候補のトップリストに置いているようだ。

　ドイツ代表として4キャップを刻むスティラーは、バイエルン・ミュンヘン（ドイツ1部）下部組織出身で、ホッフェンハイム（同1部）でのプレーを経て、2023年夏にシュトゥットガルトへ移籍。高精度の長短のパスを織り交ぜたゲームメイク能力や卓越したボールコントロールを武器に今季はここまでのブンデスリーガ32試合で1ゴール8アシストを記録している。

　複数クラブからの注目を浴びている同選手の移籍金は4000万ユーロ（約65億円）前後とみられている。すでにリバプール（イングランド1部）を退団するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドやボーンマス（同1部）に所属するスペイン代表DFディーン・ハイセンの獲得に迫るなど、捲土重来を目指す来季に向けて積極補強を進めているようだ。