今季絶望のレンドンは引退の説も!? 米メディアからエ軍も”見切り“をつけたとの指摘「もはやチームの一員とみなされていない」
2025年2月20日(木)17時54分 ココカラネクスト

またも負傷で戦線から離れたレンドンへの風当たりは強い(C)Getty Images
エンゼルスのアンソニー・レンドンはキャンプイン直前に左股関節の手術を行うことが発表され、すでに今季はプレーしないなどとも伝えられている。エンゼルス在籍となった過去5シーズン、毎年のようにシーズン途中に故障欠場を繰り返しており、今回はキャンプ前の時点で離脱。入団時にかわした7年総額2億4500万ドルという契約が“失敗”だったとする非難の声が改めて上がる事態となっている。
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2026年までエンゼルスとの契約を残すレンドンだが、今回の発表により引退説まで流れる始末だ。米スポーツサイト『YARDBARKER』では2月19日に配信した記事において、米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者による、「レンドンがすでにエンゼルスで最後の試合を終えた可能性すらある」との見解を伝えている。
その理由として、ブラム記者の「エンゼルスキャンプ地のクラブハウスからレンドンのロッカーが撤去され、その空いたスペースを外野手のホルヘ・ソレアに与えた」というレポートも紹介。そのエピソードを受け『YARDBARKER』では、「負傷した選手であっても、通常はチームに帯同し、仲間との交流を楽しんだり、メンターとしての役割を果たしたりする。しかし、レンドンは以前から『野球は単なる仕事であり、自分にとって優先事項ではない』と明言していた」となどと指摘している。
さらに、「過去4シーズンで出場可能だった648試合のうち、出場はわずか205試合」「レンドンがこの期間に記録した本塁打数(13本)は故障者リスト入りした回数と同じ」とプレー内容を振り返る同メディアは、「レンドンのロッカー撤去は大きな意味を持つ」と強調。球団側からレンドンへの“メッセージ”であると推測しており、「エンゼルスは今シーズン、レンドンを特別扱いする意向がないことをはっきり示していた。そして、ロッカーの撤去は象徴的な意味合いを持つものの、レンドンがもはやチームの一員として見なされていないことを示すメッセージを送ったことになる」などと述べている。
今回のトピック内には、「引退がレンドン本人とエンゼルス双方にとって最善の選択肢となるかもしれない」との提言まで綴られている。現地メディアの予想の通り、球団側からも見切りをつけられた可能性もあるレンドン。契約期間は来シーズンいっぱいとなっているものの、果たしてこの先、プレーする姿を見る機会は訪れるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]