つば九郎がいるという“安心感” いつかまた戻って来て これからもずっと…チームを支え続ける

2025年2月20日(木)8時47分 ココカラネクスト

つば九郎はこれからもチームを支え続ける(C)産経新聞社

 ヤクルトの球団公式マスコット「つば九郎」が当面、活動を休止することが発表された。担当スタッフが亡くなったためだ。この事実に言葉がなかなか見つからなかった。

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 スワローズというチームにとって欠かせない存在であるつば九郎。彼が神宮球場にいるというだけで“安心感”があった。

 ヤクルトは2021年にリーグ優勝と日本一を達成した。寒風吹きすさぶ神戸の夜、20年ぶり日本一の瞬間も見届けた。本来は東京に残留する予定だったが急きょ神戸入り。髙津臣吾監督が、つば九郎が「なぜ来ないのか」を周囲に聞いていたと、つば九郎が自身のブログで明かしていた。

 神戸で会ったときに髙津監督から「そろったな!」と言ってもらい、感動したというつば九郎。延長12回までもつれた激戦は代打・川端慎吾の適時打で勝ち越しに成功し、指揮官は宙に舞った。

 球団マスコットという立場を超え、つば九郎もチームとともに戦う存在であり続けた。強いときも弱いときも鼓舞し続け、ファンに癒しと元気を与えてくれていた。

 チームは春季キャンプで2025年シーズンに向けて準備を進めている。3月のオープン戦を経て、2年連続リーグ5位からの巻き返しに向けて走り出す。

 それでも4月の神宮開幕戦にはつば九郎の姿はない。ホームのグラウンドに当然のようにいたあの愛くるしい姿が見られないのは考えられない。「空中くるりんぱ」は一度も成功していない…。だから、いつかまた戻って来て欲しい。つば九郎はこれからもずっとチームを支えてくれるはずだ。

[文:別府勉]

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