トッテナム、2発完勝で暫定4位に浮上!…ウェストハムはリーグ戦3試合未勝利に

2023年2月20日(月)3時26分 サッカーキング

トッテナムがウェストハムに2-0で勝利! [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第24節が19日に行われ、トッテナムとウェストハムが対戦した。

 前々節はホームでマンチェスター・Cを撃破したものの、前節はレスターに1−4で敗れリーグ戦での連勝が2でストップした5位トッテナム。今節は16位に沈むウェストハムを本拠地に迎えての一戦となる。2シーズン連続でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に向けても、ホームでしっかりと勝ち点「3」を掴みたいところだ。

 トッテナムはハリー・ケイン、リチャーリソン、デヤン・クルゼフスキの3人が前線を形成。負傷者続出の中盤にはオリヴァー・スキップやピエール・エミール・ホイビュルクらが入った。なお、アントニオ・コンテ監督は胆嚢炎からの療養期間により、ベンチ不在となっている。対するウェストハムはデクラン・ライスやジャロッド・ボーウェンらがスタメンに名を連ねている。

 試合開始から1分足らずでウェストハムにチャンス。敵陣右サイドからのスローインを受けたトマーシュ・ソウチェクが中央に折り返すと、ボックス手前で待ち構えていたボーウェンがダイレクトで左足を振り抜く。しかし、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ外れた。対するトッテナムは11分、DFラインの背後を取ったクルゼフスキが左サイドの深い位置からクロス。こぼれ球に反応したスキップがボックス手前からシュートを放ったが、相手選手のブロックに阻まれ、枠をとらえることはできなかった。

 序盤からシュートチャンスを作った両チームだが、その後試合は膠着状態に。トッテナムは中盤まで下がってゲームをボールを受けるケインを起点に、クルゼフスキやリチャーリソンの突破などでチャンスを創出を試みる。しかし、バイタルエリアまでは侵入できるものの、決定的なチャンスを作るまでには至らない。対するウェストハムは効果的なカウンターを打ち出すことができず、守備に回る時間が続く。

 スコアレスで迎えた前半アディショナルタイム、中盤に下がってボールを受けたケインがDFラインの背後にロングフィードを供給。抜け出したリチャーリソンがシュートを放つも、GKウカシュ・ファビアンスキのセーブに阻まれ枠を捉えることができず。直後には左CKからクリスティアン・ロメロがヘディングシュートを放ったが、こちらは惜しくも枠の上へ外れた。スコアボードが動くことなく、前半はスコアレスで終了する。

 後半も積極的な入りを見せたホームチームは56分にスコアを動かす。最終ラインからのスルーパスに反応したベン・デイヴィスが相手DFラインの背後に抜け出し、並走するエメルソン・ロイヤルにボックス手前でパス。ボールを受けたエメルソンが冷静にゴール左下隅に流し込み、トッテナムが先制に成功した。

 ビハインドを負ったウェストハムは失点直後のプレーで、ボックス内に侵入したボーウェンが相手DFと競り合いながらシュートを放ったが、トッテナムのGKフレイザー・フォースターが冷静にセーブ。その直後にはトッテナムにチャンス。敵陣右サイドでボールを受けたクルゼフスキがカットインから左足を振り抜いたが、シュートはGKファビアンスキに弾かれた。

 リードを奪ったトッテナムは68分にリチャーリソンを下げてソン・フンミンを投入。追加点を目指し攻勢を強めていく。すると72分、ロメロが最前線にアバウトなボールを送ると、相手DFとの競り合いを制したケインがボールをキープしDFラインの背後にスルーパスを供給。抜け出したソン・フンミンがGKとの1対1を冷静に制しゴールネットを揺らした。トッテナムが貴重な追加点を奪う。

 リードを2点に広げたトッテナムはゆったりとしたパス回しで時計の針を進めつつ、機を見た速攻でウェストハムゴール前に迫るシーンを作る。反撃に出たいウェストハムだが、ボールの奪いどころが定まらず、なかなか効果的な攻撃を打ち出すことができない。結局スコアボードが動くことなく試合はこのまま2−0で終了。勝利したトッテナムは1試合消化の少ないニューカッスルを抜いてCL出場圏内の暫定4位に浮上した。対するウェストハムはリーグ戦3試合勝利なしとなっている。

 次節、トッテナムは26日にアウェイでチェルシーと、ウェストハムは27日にホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。

【スコア】
トッテナム 2−0 ウェストハム

【得点者】
1−0 エメルソン・ロイヤル(トッテナム)
2−0 ソン・フンミン(トッテナム)

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