ビルバオ、アドゥリスの“直系後継者”と28年夏まで契約延長! ここまでのチームトップスコアラー

2024年2月20日(火)20時13分 サッカーキング

アスレティック・ビルバオは20日、FWゴルカ・グルセタとの契約延長を発表 [写真]=Getty Images

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 アスレティック・ビルバオは20日、FWゴルカ・グルセタと2028年夏までの契約延長を発表した。

 長年待ちづづけたアリツ・アドゥリス氏の“後継者”は、回り道のキャリアを歩んだ“直系”だった。1996年9月12日にフットボール一族のグルセタ家に生まれたゴルカは現在27歳。実父は1990年代前半にレアル・ソシエダに在籍したシャビエル・グルセタ氏で、同クラブの“お膝元”サン・セバスチャンで幼少期を過ごすと、シャビ・アロンソ氏やミケル・アルテタ氏、そしてアドゥリス氏らを輩出した“バスク育成の枢機”アンティグオコに入団。2014年にアスレティック・ビルバオのカンテラに引き抜かれた後は、2018年夏にトップチームデビューを果たしたものの、定着することができずにクラブ退団を決断していた。

 それでも、サバデル(当時2部)とアモレビエタ(2部)で結果を残したグルセタは、2022年夏に3年ぶりの復帰が決定。ボックスストライカーとしての完成度に加えて、戦術に対する柔軟性をも手に入れた同選手は、今シーズンここまで公式戦10得点を記録。9得点のFWイニャキ・ウィリアムズらを抑えて、チームトップスコアラーとなるなど、エルネスト・バルベルデ監督の下で躍進する“ロス・レオネス”の原動力だ。

 グルセタとの現行契約が最大2025年夏までだったなか、延長交渉を成立させたミケル・ゴンサレスSD(スポーツディレクター)は、クラブ公式サイトにて「グルセタは、我々のゲームモデルにとって理想的なフォワードだ。戦術的に優れており、状況に応じて適切なポジションを取ることができる。ボックス内での精度も高く、最後数メートルの動き出しも改善されてきた。完成されつつある選手で、クラブとって非常に重要な選手。素晴らしいニュースだ。今後数年間、素晴らしいストライカーがとどまることを保証してくれるのだからね」と賛辞を送っている。

「僕は今、ここにいる。そして、これからもここにいる。唯一無二のこの偉大なクラブに、あと4年サインすることになったんだ」と契約延長PV内で語ったグルセタ。まさに、2度クラブを退団しながらも、3度クラブに在籍したアドゥリス氏を彷彿とさせるキャリアを辿る“直系後継者”が、その背中に一歩近づいた。


【公式発表】2028年夏まで契約延長のFWグルセタ

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