ヤマハが『テレネ700』をマイナーチェンジ。エンジンと足回りを一新した2025年モデルを3月末に発売
2025年2月21日(金)12時32分 AUTOSPORT web

2月13日にヤマハは、アドベンチャーモデル『Ténéré700 ABS(テレネ700)』にマイナーチェンジを施した2025年モデルを、3月31日から発売すると発表した。
『テレネ700』は、車体耐久性や整備性、荷物積載時の高い適応力など、オフロードの走破性とツーリングでの使いやすさの両立を目指した大型アドベンチャーモデルだ。
その心臓部には、“クロスプレーン・コンセプト”を元に開発されたクランク角270度の688cc水冷直列2気筒エンジンを搭載。スロットル操作に反応して自然なトルクを生み出し、豊かな低中速とスムーズな高回転域をあわせ持つ。最高出力は54kW(73PS)/9000rpm、最大トルクは69Nm(6.9kgm)/6500rpmを発揮する。
今回のマイナーチェンジは、”The Total Ténéré – Top in Adventure”のコンセプトに基づいてオフロード走破性と利便性の最適化を目指し、『YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)』を新たに採用してエンジンレスポンスの向上を実現したという。またインテーク形状を変更し、低速域での性能も向上している。
さらに制御面では、新たに2つの走行モードが用意されており、スロットルレスポンス重視のオフロード走行用の“SPORT”と、街中での扱いやすさを優先した“EXPLORER”が選択可能となる。さらに、切り替え可能なトラクションコントロールも搭載している。
また、前後のサスペンションにも手が加えられており、フロントはプリロードアジャスター付きサスペンションに、リヤはストローク量を増加させたリザーバータンク付きリンク式モノクロスサスペンションが採用された。
エクステリア面では、ヘッドライトがシャープな印象の四角型となり、外装も一新されている。また、燃料タンク形状も天面が低い形状に変更され、フラットタイプの燃料キャップを新たに備えた。シートについても、タンデム側が一体となったフラットシートがあらたに採用されている。
展開されるボディカラーについては、マットイエローイッシュグレーメタリック2、ディープパープリッシュブルーメタリックC、ブルーソリッドAの3色を用意。メーカー希望小売価格は、145万2000円(税込)となる。『テレネ700 ABS』の2025年モデルは、3月31日より発売される予定だ。
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