箱根駅伝連覇 青学大ランナー・皆渡星七さん死去 21歳 1月に悪性リンパ腫公表
2025年2月21日(金)15時51分 スポーツニッポン
今年の箱根駅伝で総合連覇を達成した青学大の陸上部が21日、部の公式サイトで皆渡星七さんが死去したと発表した。21歳だった。
公式サイトでは「大切な仲間の旅立ちに寄せて」とのタイトルで訃報を掲載。「この度、昨年度の箱根駅伝や今年度の全日本大学駅伝のエントリーメンバーとして共に戦ってきた皆渡星七が永眠致しました。彼は私達にとって欠かせない存在であり、その活躍と情熱に心からの感謝と敬意を表します。突然の別れに、深い悲しみと喪失感を抱いておりますが、彼が残してくれた思い出を胸に、これからも前進してまいります。最後まで病魔と戦った彼の旅立ちを、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。改めて、心よりご冥福をお祈り申し上げます」とした。
皆渡さんは1月に自身のnoteで悪性リンパ腫と診断されたことを公表。「がんになっても箱根を目指したい」とし、発信したいこととして、「現在がんと闘っている、またこれからがんになるかもしれないアスリートに向けて。どういった立ち上げ、リハビリをしたのかという記録を残し、発信したい」「僕の持っているポジティブ思考と内面的な成長を、アウトプットしたい」と説明していた。
関大北陽高出身。出雲、全日本、箱根の出場経験はないが、24年の第100回箱根では16人のメンバー入りを果たし、7区登録も当日変更となっていた。5000メートルの自己ベストは13分51秒38、1万メートルの自己ベストは28分49秒30。