サーキット性能を有する最速4ドア、『BMW M3 CS』が30台限定で登場

2018年2月22日(木)12時47分 AUTOSPORT web

 類い稀なる存在感を有し、誰もがその性能を認める高性能サルーンの代名詞である『BMW M3』。そのバージョンアップ版である『M3コンペティション』をベースに、2017年にも登場したクーペモデルの『M4 CS』と同等のサーキット・パフォーマンスを実現した『BMW M3 CS』が登場。30台限定販売で、2月20日より発売開始となっている。


 4ドアボディの『BMW M3 CS』だが、その心臓部に搭載される3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボは、ベースとなった『BMW M3コンペティション』よりも最高出力を10PSアップし、トルクも50Nm増大。これにより最高出力460PS、最大トルク600Nmの数値を叩き出し、0-100km/h加速でもスーパースポーツのひとつの基準となる4秒切りを果たす、3.9秒という脅威的タイムを実現した。


 そのアウトプットを支える排気系にも、エンドに4本のテールパイプを持つツインフロー・スポーツエグゾーストシステムを装備。CFRP製のリヤディフューザーや、専用フロント/リヤスポイラーを採用することで、スポーティな個性をより強調するとともに、軽量化と路面への追従性を高めることで走行性能を向上させている。


 また、CSモデル用に専用開発されたオービット・グレイのフロント19インチ、リヤ20インチ軽量鍛造アロイホイールを装備。専用ダークカラーLEDテールランプの採用と合わせて、デザインはDTMドイツ・ツーリングカー選手権のスタイルから着想を得たもので、BMW2002のオマージュを込めたカラーテーマと共に、サーキットに映える特別な演出も加えられている。

エンドに4本のテールパイプを持つツインフロー・スポーツエグゾーストシステムを装備
最高出力460PS、最大トルク600Nmの数値を叩き出し、0-100km/h加速3.9秒を実現
CSモデル用に専用開発されたオービット・グレイのフロント19インチ、リヤ20インチ軽量鍛造アロイホイールを装備


 そんなサーキット走行に特化した装備はダイナミクスの面でも徹底され、アダプティブMサスペンションは、コンフォート、スポーツ、スポーツ+の3つのモードを設定。


 さらに、さまざまな走行環境下において高水準なトラクションと安定性を実現することを狙ったアクティブMディファレンシャルは、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)と常に連携し、アクセルペダルの踏み込み度合い、ホイール回転数、ヨーレートも考慮し、走行状態に応じて素早く確実に反応するようセッティングされた。


 さらにコーナーでの加速や路面の摩擦係数の変動などの情報を常に収集し、各システムがトラクションを最適化させ車両の安定性を確保すると同時に、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)と協調するMダイナミック・モード(MDM)は、ホイールスリップの許容範囲を拡大し軽度のドリフト走行を可能にするなど、サーキットでのスポーティでダイナミックな走行を愉しむことが可能となっている。


 インテリアにおいても、シートにはスポーティで洗練されたブラックを基調とし、シルバーのアクセントが添えられたブラック&シルバー・ストーンのメリノ・レザー・シートを採用するとともに、軽量化された専用のセンターコンソールを採用するなど、徹底して高い走行性能をサポートする流儀が貫かれている。


 この『BMW M3 CS』の登場を機に、『BMW M4 CS』の2018年生産モデルにも一部の装備が追加され、価格はそれぞれ1578万、1630万円となっている。

なんとセンターコンソールまで軽量化した専用品を採用するインテリア。右ハンドル仕様のみの用意となる
前席は専用バケット形状のブラック&シルバー・ストーンのメリノ・レザー・シートに
リヤにはベースとなるF30型の3シリーズと同様の、快適な空間が広がる


BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp


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