お手本のような両ワキの締まり! クラブと体が完全同調する西郷真央は、ヒジの向きに注目しよう

2024年2月23日(金)13時0分 ALBA Net

アドレスでヒジを下に向けて構えると、両腕の三角形が崩れない

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今年から米ツアーに本格参戦する西郷真央。その実力は折り紙付きだ。振り返れば2022年、開幕から怒涛の快進撃を見せ10戦5勝。その後スランプにも陥ったが昨年伊藤園レディスで優勝し完全復活。今年も快進撃が期待される。とにかく穴のない総合力が魅力の西郷で、そのスイングの特徴について女子プロたちのプレーを間近で見ている大西翔太コーチに詳しく聞いた。


「ボールを正確にとらえる技術はツアーでも屈指。それはクラブと体が同調しているからで、スイングの再現性が非常に高いんです。テークバックからフォローまで手元が胸の正面から外れないのがその証拠。両腕の三角形が崩れることなくクラブを上げ、トップでは左肩とアゴがくっつくほど上体が回転しています。フォローでは両腕が伸び切るほど大きいスイングアークでボールを押し込む。

ポイントは両ワキの締まりにあります。アドレスでヒジを下に向けて構えているので、両腕の三角形が崩れません。ヒジが横を向くとスイング中にワキが空き、手打ちにつながります。ここはぜひアマチュアも真似したいところです。

両ワキにタオルを挟み、2時10時の振り幅で繰り返しボールを打つと、ワキの締まったスイングを覚えられるのでオススメです。

また、西郷プロのもう一つの特徴は、どっしりとした下半身。両ヒザの高さがインパクトまでほとんど変わりません。だから前傾も崩れないし、インパクトポイントが安定する。足の裏でしっかり地面をつかむアドレスをしないと、ヒザの高さが上下動してしまいます。他人から押されても、グラつかないアドレス。ドライバーからパターまで、安定感あるパフォーマンスはこのアドレスがあればこそです」。



■西郷真央
さいごう・まお/2001年生まれ。千葉県出身。2022年は開幕戦で初優勝し、怒涛の快進撃。メルセデスランク2位に入った。昨年伊藤園レディスで通算6勝目。今年は米ツアーに本格参戦するが、日本の開幕戦ダイキンオーキッドレディスにも出場予定

■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務めてツアーを転戦。スイング理論に精通し、ジュニアゴルファーの指導も行うなど、多方面で活躍している

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