久保先発のレアル・ソシエダ、ラ・リーガ3戦ぶり黒星…残留を目指すバレンシアが“新体制”初勝利

2023年2月26日(日)6時58分 サッカーキング

レアル・ソシエダが降格圏に沈むバレンシアに敗北 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第23節が25日に行われ、レアル・ソシエダとバレンシアが対戦した。

 前節のセルタ戦を1−1のドローで終えていたレアル・ソシエダは、現在3位ながらも直近のラ・リーガ5試合では2勝2分1敗となかなか波に乗り切れていない。一方、バレンシアは現在降格圏の19位に沈んでおり、37年ぶりとなる降格の危機に立たされている。14日に就任が発表されたルベン・バラハ新監督のもと、ここから上昇気流に乗っていきたい。

 レアル・ソシエダは前節からスターティングメンバーを1名変更。アシエル・イジャラメンディがベンチからのスタートとなり、ミケル・メリーノが先発に復帰した。久保建英はラ・リーガ5試合連続のスタメンに名を連ねている。一方、バレンシアはサムエウ・リーノやサム・カスティジェホらが先発入りした。

 この試合最初のチャンスを作ったのはレアル・ソシエダ。10分、敵陣右サイドでボールを持った久保がカットインからアレクサンダー・セルロートに預けると、アンデル・バレネチェア、ブライス・メンデスを経由してボールは左サイドへ。最後はディエゴ・リコが左足を振り抜いたが、ここはGKに阻まれた。

 対するバレンシアも決して悪くない入りを見せる。23分にはディミトリ・フルキエが強引に右サイドを縦に突破。クロスボールが久保に当たってニアサイドに転がると、最後はユヌス・ムサが合わせた。シュートはクロスバーの上へ。40分には自陣でボールを奪ったところからカウンター。ウーゴ・ドゥロのポストプレーから左へボールが渡り、トニ・ラトのスルーパスにリーノが反応する。ペナルティエリア左のスペースに侵入して中央へ折り返すと、自陣方向へ戻って守備をしたイゴール・スベルディアのオウンゴールを誘発した。バレンシアが先手を取ってハーフタイムに突入している。

 後半に入ると立ち上がりからレアル・ソシエダが敵陣に押し込みながら、バレンシアは速攻で追加点を狙う。59分にはカウンターからカスティジェホがスペースを独走。ペナルティエリア手前でスピードを緩めると、巧みなターンで戻ってきた久保をかわし、左足でフィニッシュまで持ち込む。ブロックされたこぼれ球に再びカスティジェホが反応したものの、シュートは枠を外れた。

 試合はこのままタイムアップ。直前に行われたマドリード・ダービーがドローで終了したことから、レアル・ソシエダは2位レアル・マドリードとの勝ち点差を縮めるチャンスでもあったが、最終的にはラ・リーガ3試合ぶりの黒星を喫した。久保は78分までのプレーしている。一方、5連敗中だったバレンシアはラ・リーガ9試合ぶりの白星に。バラハ新体制となってからの初勝利を飾った。

 次節、レアル・ソシエダは3月3日にカディスをホームに迎える。一方、バレンシアは5日に敵地でバルセロナとの一戦に臨む予定だ。

【スコア】
バレンシア 1−0 レアル・ソシエダ

【得点者】
1−0 40分 イゴール・スベルディア(OG/バレンシア)

サッカーキング

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