ブライトン、ウェルベックの勝ち越し弾でボーンマス撃破! 先発の三笘薫は複数の決定機を仕留めきれず
2025年2月26日(水)6時28分 サッカーキング
ボーンマスを下したブライトン [写真]=Getty Images
ここまで26試合を消化したリーグ戦で10勝10分6敗を記録し、勝ち点「40」の9位につけるブライトン。直近の公式戦8試合で6勝と好調を維持する同クラブが、現在6位と躍進を見せるボーンマスをホームに迎え撃つ。3ポイント差の両者が激突する一戦に日本代表MF三笘薫は先発出場。前節の得点により公式戦での連続ゴール数を「3」に伸ばしたアタッカーが、今節も左のワイドに配置された。
試合は立ち上がりの9分に三笘がビッグチャンスを迎える。敵陣中央でカルロス・バレバが相手のクリアボールを回収。頭でジョアン・ペドロに繋ぎ、ジョルジニオ・リュテールを経由してディエゴ・ゴメスへとパスがわたる。縦にスルーパスを送ると、ボックス左角からスプリントした三笘が反応。足を伸ばしながらワンタッチで合わせるが、シュートは枠の右に外れてしまった。
そんななか、直後の12分にホームチームがスコアを動かす。センターサークル付近でパスを受けたD・ゴメスがトラップでマーカーを突破。ドリブルで軽く持ち運びつつ、グラウンダーでセンターバックの間を通すスルーパスを出す。ペナルティエリア内にJ・ペドロが抜け出すと、飛び出してきたGKケパ・アリサバラガと交錯。主審はPKと判断し、J・ペドロ自らキックを沈めて先制弾を挙げた。
37分には再び三笘に決定機が訪れる。ブライトンのゴールキックからプレーが再開され、前線に蹴ったフィードをボーンマスがクリア。セカンドボールの取り合いをブライトンが制し、テンポ良く繋いでJ・ペドロが右サイドへと展開する。タリク・ランプティがダイレクトでゴール前に折り返すと、飛び込んできた三笘が右足でボレーシュート。体を寝かせながら巧みにミートさせたものの、ボールは右ポストに直撃してしまった。
リードを許したボーンマスも、61分にジャスティン・クライファートが同点弾をマークする。自陣でのボール奪取からカウンターに転じると、ミロシュ・ケルケズからパスを受けたアレックス・スコットが複数の相手選手を引きつけてケルケズにリターンする。左サイドに張ったクライファートに散らし、ボックス左角でカットイン。得意な位置から振り抜いたコントロールショットが鮮やかにゴールへ吸い込まれ、スコアはイーブンとなった。
それでも75分に再度ブライトンが先行する。ヤン・ポール・ファン・ヘッケの蹴ったロングパスは相手に跳ね返されるが、ヤシン・アヤリかこぼれ球を回収。中央のリュテールにパスを出し、テクニカルな反転から前線にボールを送る。マーカーとの駆け引きを制したダニー・ウェルベックがボックス内に侵入すると、左足で丁寧にシュート。確実にネットを揺らして勝ち越し弾を決めた。
結局、そのままゲームは2−1で終了。勝利したブライトンがリーグ戦3連勝を飾った。次節、ブライトンはFAカップ5回戦を挟み来月8日にホームでフルアムと対戦。ボーンマスも同じくFAカップ5回戦を挟みつつ、来月9日にアウェイでトッテナムと対戦する。
【スコア】
ブライトン 2−1 ボーンマス
【得点者】
1−0 12分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
1−1 61分 ジャスティン・クライファート(ボーンマス)
2−1 75分 ダニー・ウェルベック(ブライトン)