上原彩子の24年は世界一周!? ケニアで開幕→沖縄→米国、欧州ツアーへ「楽しみしかない」

2024年2月28日(水)17時34分 ALBA Net

今年2戦目を地元沖縄で迎える上原彩子(撮影:米山聡明)

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<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇28日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

米国女子ツアーのシード権を失い、国内も推薦出場がメーンの上原彩子が、地元沖縄での戦いに臨む。昨年末には欧州女子ツアーの予選会にも参戦して限定的な出場権を獲得。そして、米国女子の下部・エプソンツアーにも出場しながらの1年を過ごすことになる。


「楽しみしかない」と世界を飛び回る予定を立てた。とはいえ、欧州予選会の順位的に出場可能試合がはっきりと決まっていない現実もある。そのため3月からは米下部の開幕から3戦にエントリー。同月末にオーストラリアで行われる欧州ツアーの出場権がおりてくれば、米国の下部3戦目をスキップし、欧州に参戦する可能性もあるという。

そんなハードスケジュールの始まりはアフリカのケニアだった。欧州女子ツアーの今季開幕戦「マジカル・ケニア女子オープン」では3日目を終えて4位タイ。最終順位は11位タイと落としたが、スコア、順位以上に、貴重な経験がうれしい。コース内には野生のシマウマやキリンがかっ歩。予選会で赴いたモロッコ以来、人生2度目のアフリカは大自然を満喫することもできた。

そんな状況のなかで、2日目には“ヒヤリ”とする場面もあった。「現地の男性が何か言っていたので、キャディさんに聞いたら、アリが足を上ってきていて」と、刺されれば強烈な痛みを伴うヒアリの大群が足に絡まっていた。ウェアの中にも侵入。同伴者に先にショットしてもらい。なんとかアリを払いのけて事なきを得たが、そんな“危険”な体験も上原にとっては学びの一つだ。

棄権が伴う地域や国がアルのも確か。それでも「もっといろんな国に行って感じることもあると思うので、そういう経験をいろんな活動につなげていきたいです」と、ゴルファーとしての自身の生活とともに、個人的な活動においても、幅が広がる世界転戦になることを確信する。

「すごくいい経験ができているなという感じです。はじめてのヨーロピアンツアーは楽しみです。出られる試合ではリランキングで食い込んでいけるように、そういう意味では11位タイでフィニッシュできたのは次につなげられるスタートができたかな」。参戦大会で成績を出して、出場優先順位を上げて欧州シード入りを目指す。それが今の上原にとってモチベーションの一つになっている。

「もちろん課題もたくさんありますけど、シーズン通して詰めていければと思います」と、ワクワク感があふれる今年2戦目は地元沖縄。今大会に向けて何度も練習ラウンドを「例年以上にやってきた」と琉球GC対策もバッチリ。このあとの欧州、米下部に弾みをつけるためにも、初日から好スタートを切っていきたい。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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