トゥヘル監督、PK外したGKケパを擁護「責めることはない」

2022年2月28日(月)13時43分 サッカーキング

GKケパをトゥヘル監督が擁護した [写真]=Getty Images

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 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、PKを外したスペイン代表GKケパ・アラサバラガを擁護した。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 カラバオ・カップ決勝が27日に行われ、チェルシーはリヴァプールと対戦。両チーム決定機を迎え、何度かネットも揺らしたものの、オフサイドで全得点が取り消され、90分が終了。延長戦もスコアは動くことがなく、0−0のまま120分が終了し、PK戦に突入した。リヴァプールは全選手が成功させ、10−11で迎えた後攻のチェルシーはPK戦前に投入されたGKケパが11人目のキッカーを務めたが、決めることができず。チェルシーは優勝を逃した。

 昨季からチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップなどのタイトルを獲得している一方で、国内タイトル戦の決勝戦では4大会連続で敗れる結果となったチェルシー。トゥヘル監督は試合後、「おそらくヨーロッパで最も強力な攻撃陣を相手にこのような守備ができたことを誇りに思っている。120分間を通して素晴らしいサッカーを見ることができた」と振り返り、次のように続けた。

「この試合はどちらにも勝つ可能性があった。少しの運と、勢いも必要だ。ロメル(・ルカク)のゴールが取り消された時の引かれた線を見ると、少し奇妙だが、その線によればオフサイドだっただろうから、仕方ない。後悔することは何もない。チームのパフォーマンスにはとても誇りに思っている。良いところはたくさんあった。強度のとても高い魅力的な試合だった。それに参加できたことをとても嬉しく思っている」

 また、チーム内で最も優れたPKストッパーであることから、PK戦前に投入したものの、11人目のキッカーとしてPKを外してしまったGKケパについて聞かれたトゥヘル監督は「もちろん、彼にとっては悪いことだが、責めることなどはない」と同選手を擁護した。

「前回のPK戦と同じように決断を下した。なぜなら、ケパがどれほど優れているか、毎日練習をしている選手たちも知っているからだ。残念ながら、全て見事に決められ、PKを止めることはできなかった。そして彼が唯一外してしまったことは彼にとって厳しいことだが、責任はない」

「もちろん、非難すべきは私だ。私が判断を下したのだからね。うまくいく時もあれば、うまくいかないこともある。それがフットボールの監督というものだ。投入させた選手が得点することもあるし、その選手がミスをしてしまう時もある。これは起こり得ることで、何も後悔はない。誰かが責任を負わなければならないのなら、それは私にあり、もちろん私が責任を負う」

サッカーキング

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