南野拓実は2戦連続ゴラッソならず キレある動き見せるも現地の評価は厳しめ

2024年3月2日(土)20時43分 ココカラネクスト

勝利こそ手繰り寄せられなかったが、南野の状態は上がっているようだ(C)Getty Images

 日本代表MFの南野拓実が所属するモナコは3月1日(日本時間2日)、リーグ・アン第24節でパリ・サンジェルマンと対戦。0−0のスコアレスドローに終わり、前節のRCランス戦で値千金の決勝点を叩き込んだ南野もノーゴールに終わった。

 4−4−2のフォーメーションでスタートしたモナコは、立ち上がりからボールを保持するパリ・サンジェルマンに対し、統制された守備ブロックを築く。決して自陣に引きすぎず、鋭いチェイシングでボールを奪い、縦に早い攻撃でゴールに迫った。

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 左サイドハーフに入った南野は、マッチアップした右SBのアシュラフ・ハキミを徹底マーク。モロッコ代表DFの攻撃力を制限するべく、高い位置からハイプレッシャーをかける。12分にはカウンターのチャンスで長い距離をドリブルで運び、ペナルティエリア内まで侵入したが、最終局面で相手DFに防がれた。

 さらに14分に南野は、フォラリン・バロガンへスルーパスを供給し、直後の15分にはショートコーナーから際どいシュートを放つ。惜しくも相手GKにセーブされたが、序盤からアグレッシブに仕掛けた。また、42分には左サイドでボールを持つと、巧みな足裏タッチで相手DF2枚を一気に置き去りにするテクニックも見せた。

 後半にも南野は、52分の速攻で持ち運び、再びカウンターの急先鋒となる。積極的に敵の背後を突き、57分には絶妙な浮き球スルーパスでウィサム・ベン・ヤーデルの絶好機をチャンスメイク。しかし、この試合ではゴールに絡めなかった。

 フランスのサッカー専門サイト『Maxifoot』は、南野に『5.5』の採点を与え、次のようにプレーを評価した。

「日本人MFは金曜日もテクニカルなプレーを見せた。モナコが速攻を仕掛けた時、この攻撃的MFは素早く前に出て、ベン・ヤーデルやバロガンのチャンスをお膳立てする適切なタッチをしばしば見せた。エリア手前からのカーブシュートはドンナルンマのファインセーブに防がれた」

 マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた相手GKジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブに阻まれ、ノーゴール・アシストなしに終わった南野。採点も伸びなかったが、キレのあるパフォーマンスを見せており、調子は悪くないだろう。3月10日で行なわれる次節のストラスブール戦では得点なるか、注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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