バルサが4発快勝で首位キープ! 久保建英不在のソシエダは早い時間帯の退場者が響く
2025年3月3日(月)2時10分 サッカーキング
バルセロナがゴールラッシュでソシエダ粉砕 [写真]=Getty Images
前節終了時点でバルセロナは17勝3分5敗の成績を残し、勝ち点「54」を獲得。既に今節を終えたアトレティコ・マドリードが勝利して勝ち点を「56」に伸ばした一方で、レアル・マドリードは黒星で勝ち点「54」のまま。“3強”によって繰り広げられる優勝争いを優位に進めるためにも、今節求められるのは勝利のみだ。
一方で、レアル・ソシエダは前節終了時点で10勝4分11敗の成績で勝ち点「34」を積み上げている。来季の欧州カップ戦出場を目指すならばこれ以上の躓きは許されないが、今節は久保建英が累積警告の関係で出場停止。攻撃の“核”を欠いた状態で強豪とのアウェイゲームに臨む。
試合は序盤の17分、結果的にこの試合の行方を左右してしまう出来事が発生。ロベルト・レヴァンドフスキの見事なポストプレーからダニ・オルモが背後のスペースへ抜け出すと、アリツ・エルストンドがたまらずファウルでストップ。このプレーに対してレッドカードが提示され、レアル・ソシエダは残る70分間以上を10人で戦うこととなる。この退場により、レアル・ソシエダはセンターバックを補充するため、ジョン・アンデル・オラサガスティを下げてジョン・マルティンを投入した。
こうなると試合の主導権はバルセロナが握り続け、25分には先制ゴールをゲット。右サイドで相手を翻弄したラミン・ヤマルがボックス右の深い位置まで侵入し、相手を引き寄せてマイナスへ繋ぐと、フリーでボールを受けたD・オルモが浮き球のボールをファーサイドへ送る。駆け上がってきたジェラール・マルティンが左足でボレーシュートを沈め、バルセロナが先手を取った。
続く29分には、ハフィーニャの蹴った右コーナーキックの跳ね返りをD・オルモが拾い、右足でミドルシュートを放つ。この一撃はマルク・カサドに当たってコースが変わり、そのままゴールイン。2点リードした後も、バルセロナが一方的に試合を進め、レヴァンドフスキ、ペドリ、ヤマルらが次々にゴールを脅かしたが、3点目は生まれずにハーフタイムへ突入した。
後半へ入ってからも試合の様相は大きくは変わらず、55分にはペナルティエリア手前からペドリの放ったミドルシュートがクロスバーに直撃。3点目とはならなかったが、直後には再びハフィーニャの蹴った右コーナーキックから、ニアサイドへ飛び込んだレヴァンドフスキがヘディングシュートを狙うと、GKアレックス・レミロに防がれたこぼれ球をロナルド・アラウホが押し込み、リードを3点に広げた。
さらに60分には、敵陣低い位置へ相手を押し込んだ状態のなか、ペナルティエリア手前中央でボールを受けたアラウホが右足でグラウンダーのミドルシュート。この一撃をレヴァンドフスキがコースを変え、4点目を奪った。
試合はこのままタイムアップ。4得点を奪って快勝したバルセロナが勝ち点を「57」に伸ばした。一方で、レアル・ソシエダは直近のラ・リーガ7試合で痛恨の5敗目。退場者を出した影響もあり、試合のほぼ全ての時間帯で劣勢を強いられる苦しい試合となってしまった。
この後、両チームはミッドウィークに欧州の戦いを控えている。バルセロナは5日、チャンピオンズリーグ・ラウンド16ファーストレグでベンフィカと敵地で、レアル・ソシエダは6日にヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグでマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦する。
【スコア】
バルセロナ 4−0 レアル・ソシエダ
【得点者】
1−0 25分 ジェラール・マルティン(バルセロナ)
2−0 29分 マルク・カサド(バルセロナ)
3−0 56分 ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
4−0 60分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
【ゴール動画】ジェラール・マルティンのラ・リーガ初ゴール!