【ジャンプ】小林陵侑は7位 NHでメダル逃す 8日LHで世界選手権初V&史上6人目「4冠」狙う

2025年3月3日(月)2時44分 スポーツニッポン

 ◇ノルディックスキー世界選手権 第5日(2025年3月2日 ノルウェー・トロンヘイム)

 ジャンプ男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS102メートル)が行われ、22年北京冬季五輪王者の小林陵侑(28=チームROY)は7位に追わった。小林は既に冬季五輪金メダル、W杯個人総合優勝、欧州ジャンプ週間総合優勝を達成しており、8日の個人ラージヒルで世界選手権初Vと史上6人目のスキージャンプ「4冠」を目指す。

 小林陵は1回目に104メートルで7位につけた。会心のジャンプとはいかなかったが、トップのリンビク(ノルウェー)まで9.9ポイント差。2回目に逆転を狙ったが、103メートル50と大ジャンプとはならず、メダルには届かなかった。トロンヘイムのジャンプ台では昨年3月のW杯個人ノーマルヒルで優勝していたが、今大会最初の種目では表彰台を逃した。1回目に108メートル、2回目に104メートル50を飛んだリンビクが優勝した

 今季は開幕前に風邪と腰痛に苦しみ、年末年始のジャンプ週間を終えた時点でW杯は8位が最高と低迷。それでも1月下旬から飛躍が安定し始め、2月15、16日のW杯札幌大会2連戦で今季初勝利を含む2連勝を飾った。その後は異例の単独国内調整を長野県白馬村で行い、ジャンプだけでなくクロスカントリーやアルペンスキーも練習メニューに導入。小林陵らしくマイペースで仕上げ「良い準備ができている。楽しみ。完璧はなかなか難しいかもしれないけど、やれることはできた」と手応えを口にしていた。

 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪(2月6日開幕)プレシーズンの世界選手権は、11カ月後への重要な前哨戦。混合団体、男子団体、個人ラージヒルと続く今大会で、来季への自信をつかむ。

スポーツニッポン

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