佐々木朗希 次回OP戦先発は特別な「3・11」ガーディアンズ戦 指揮官明言「おそらく1週間後」

2025年3月5日(水)13時33分 スポーツニッポン

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が4日(日本時間5日)、レッズ戦でオープン戦初登板。先発した山本由伸投手(26)の後を受けて2番手として5回から登板し、走者を許しながらも3回を投げ、2安打無失点、5奪三振に抑えた。最速は6回に記録した99.3マイル(約159.8キロ)。デーブ・ロバーツ監督(52)は出力不足を懸念していたが、オープン戦初登板で首脳陣の懸念を払拭した。

 試合後、取材に応じたロバーツ監督は「素晴らしかった。彼は凄かった。脚光の下で彼が感情をどう制御するかを見るのを待っていた。最初の大リーグでの試合で、彼は見事だった。ファンタスティックだったと思う。今夜は球速が上がり、99マイルを何球か投げていた。スプリットで何球か空振りを奪った。感情も上手に制御し、いいことがたくさんあった。ドジャースにとっていい夜だった」と絶賛した。

 指揮官は佐々木の次回登板にも言及。「彼は先発する。私たちは彼を先発させなければならない。おそらく1週間後だろう。ヨシ(山本)が月曜日に先発だから、その次の日、火曜日が彼の先発日になると思う」と次回先発が11日(日本時間12日)のガーディアンズ戦になると話した。

 佐々木は岩手県陸前高田市出身。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、キャッチボール相手でもあった父・功太さん(享年37)と祖父母を亡くした。家も津波で流され、大船渡市への転居を余儀なくされた。

 現地時間ではあるが、予定通りなら特別な「3・11」の日に登板することになりそうだ。侍ジャパンの一員として臨んだ2023年WBCの1次ラウンド・チェコ戦でも「3・11」に登板した経験もある。

 佐々木はこの日、高校時代を過ごした大船渡で発生した大規模森林火災についても「まずは自分のことに集中して、目の前の試合に集中して準備して。これからもそういう積み重ねでやっていくしかないと思います」と言及。地元に寝具を寄付した理由については「自分なりに考えて。あとは足りているかどうか確認した上で(寄付)させてもらいました」と話した。

スポーツニッポン

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