恩返しホステスVへ調子上々も…　勝みなみの不名誉な“最高記録”

勝みなみ、ホステスVへ気合い十分だ（撮影：福田文平）

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＜明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント　事前情報◇6日◇土佐カントリークラブ（高知県）◇6273ヤード・パー72＞

「優勝で恩返しを」。明治安田所属の勝みなみは、このホステス大会へ並々ならぬ思いで挑む。「優勝したい気持ちはどの選手よりもある。本当に応援してくださっている気持ちがすごく伝わる」。感謝の思いを“優勝”で示したい。

米国女子ツアーを主戦場にしている勝は、2月の「アラムコ・サウジレディス」で3位タイに入り、上昇気流に乗って高知に入った。「とにかく自信をつけたい。自分の中でいいスイングだったり、イメージ通りのショットをもっと打てるように、今週、来週は自信をつけて、またアメリカに行きたい」と、本格的に始まる米ツアー2年目シーズンに向けて弾みをつけたい。

風も吹き荒れて、まだまだ寒さが身に染みる土佐CC。「アメリカに行っているせいか、いつもより狭く感じる」と例年とは感じ方が違うようだ。それでも「少しでも飛ばして、ドライバーを使えるホールは使いたい」と飛距離を優先しつつ、「3つの引き出しが8つぐらいになった感じ」とアメリカ仕込みのアプローチを試し、スコアメークしていくつもりだ。

米国で多くの学びを吸収しながら帰国した勝だが、“ある”ものも取り過ぎてしまったようだ。「体重計で量ったらワースト記録を更新していて。『あれっ、そんなに食べたかな？』と思ったんですが。筋肉も増えているんですけど、脂肪も増えた。サウジで食事がおいしくて、そこで一気に行ったかな。あの1週間でぶくぶく太った（笑）」と“栄養”を摂取しすぎたことで過去最高体重を更新。「今、食生活を考えています」と笑顔で悩みを告白した。

今シーズンの目標は、「まずは（米国で）1勝したい。調子も上がってきているし、自分の引き出しも増えてきている。そこも使いながら、いろいろなコースで上位に行きたい」。米国で磨いた技を引っさげて。勝の国内戦がいよいよ始まる。（文・齊藤啓介）