Jリーグ全60チームで「全勝」は2クラブのみ…J1復帰目指すJ2の2チームが開幕ダッシュに成功

2025年3月7日(金)12時5分 スポーツ報知

大宮のコレオグラフィー

 明治安田Jリーグは、2月14日の開幕から約3週間がたち、J1は第4節まで、J2とJ3は第3節までを終えた。

 全60クラブのうち、ここまで「全勝」をキープしているのは、J2大宮、J2千葉の2クラブのみ。大宮は2017年以来、千葉は2009年以来となるJ1復帰へ、J2の2クラブが開幕ダッシュに成功した。

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 大宮はJ3からの昇格1年目ながら、ここまで3戦3勝をマークしている。第1節山形戦(2〇1)、第2節甲府戦(1〇0)で接戦を制して競り勝つと、第3節熊本戦(4〇0)では大勝。J3の戦いで得た「勝ち癖」を、J2の舞台でも発揮している。レッドブル傘下となったことが注目されるが、大型補強は見送られ、昇格メンバーがチームのベース。堅実な戦いぶりで、勝ち星を伸ばしている。

 長澤徹監督は「自分たちの立ち位置は決まっている。ボールを持ってポゼッションをしまくるのではなく、ドン引きでカウンターを狙うのでもない。ボールを奪いにいき、必要なら速く攻めるし、必要なら保持しながら攻める。我々はRB。自分たちのスタイルで進んでいく」と力を込める。レッドブル・グループは数年かけてのチームの成熟、そしてJ1昇格を見据えている。チームは背伸びすることなく、地に足着けた一戦必勝のスタイルで1年を戦い抜く構えだ。

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 千葉も3戦3勝と勢いに乗る。開幕前のプレシーズンマッチ・柏戦では不安定な戦いを露呈したものの、実戦だからこそ出た課題をしっかりと修正し、開幕戦でいわきに2—0で勝利。第2節でも富山を2—0で一蹴し、第3節では山形に先制されるも3点を奪い、3—2で勝利した。

 得点源だった小森飛絢がベルギー1部シントトロイデンに移籍したが、ここまでの7得点のうち、複数得点はMF横山暁之(2点、PK含む)のみで、6人がゴールを記録。誰か1人に頼ることのない連動したサッカーで、連勝に成功した。2月に清水退団が発表されたMFカルリーニョスジュニオも獲得し、戦力の上積みにも成功。悲願のJ1復帰へ、順調な滑り出しとなっている。3月はJ1からの降格組となる札幌、磐田との対戦も控えており、ここからの5試合でホームは1試合のみ。チームの真価が問われる1か月となりそうだ。

スポーツ報知

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